Reve ライフBlog

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美容師目線で感じた事や日々の出来事 家族のことやお店のことなど店主である SHINGOが執筆しています。

ボスちゃん永眠しました。

みなさんに悲しいお知らせをしなくてはなりません。

 

ここに書くのは迷いましたが

 

僕自身、どうしてもふと、思い出すたびに

 

涙が溢れてしまい気持ちが揺れてしまうし

 

仕事中にお客さんの前で泣くわけにはいかない

 

のでここに書くことで気持ちを整理して

 

前へ向くためにも書いておきます。

 

 

誰かに見て欲しいとか、慰めて欲しいとか

 

そういうわけではないです…

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日、9月21日愛犬のボスが亡くなりました…

 

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この日は"ボス"の誕生日で17歳を迎えた日で

 

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昼に誕生日ケーキとリンゴをひとかけら

 

ぺろっと平らげたんですが

 

少し身体のよろめきと呼吸の乱れがあった為

 

自らハウスに入り横たわって少しの間

 

眠ったので、僕たちもこれから必要であろう

 

介護用品(オムツ、流動食、スポイドなど)を

買いに行きました。

 

 

 

 

1時間後帰ってくると

 

まだハウスの中で眠っていたので

 

そのままにしておいてやろうと思い

 

僕たち夫婦はお店でお互いの髪をカットしていました。

 

 

30分くらいたった頃でしょうか、、

 

バックルームにいるボスがハウスから出てきて

 

排便をしようとしていたので嫁さんが様子を見に行きました。

 

 

排便を無事に済ませた後、グルグルと周りその場に倒れ込んだみたいです。

 

 

そこから意識が薄くなり始め、嫁さんの

「ボスちゃん!しっかりして!!」という声が聞こえてきました。

 

 

 

 

慌てて駆けつけるとすでに虫の息の状態のボスがトイレマットの上で横たわっていたんです。

 

気を失っていました…

 

僕はボスの頭を抱え、必死に呼びかけました。

 

「ボス!しっかりしろ!大丈夫、ガンバレ!!」

 

そんな風に呼びかけたと思います…

 

その時、気を失ってた体を一生懸命に奮い立たせ一瞬呼びかけに応じたように見えました。

 

失いかけそうな意識の中、僕の呼びかけと

嫁さんの呼び声に必死にうなづくように3回

4回と答えているように僕には見えました。

 

「うん、うん、心配しないで…」

「僕は大丈夫…」

 

そんな風に言ってるように見えました…

 

 

とても声にならない、声と言えるかどうかもわからない小さな声で呼びかけに応じていました。

 

 

その瞬間大きくのけぞったボスは一度「ビクッと」すると目を閉じてしまいました。

 

あわてて心臓に手をやると脈がない…

 

僕は大きく叫びました「ボスちゃん!ボスちゃん!」…

 

僕の手の中に抱かれたボスはグッタリと力なく

 

舌も垂れ下がり反応もしなくなりました。

 

PM3:45分そのまま眠るように永眠しました…

 

あっさりと…こんなにもあっけなく…

 

 

 

 

 

その瞬間、ずっと張ってきた力が全て抜けて

 

前が見えなくなり視界が奪われるほど大粒の涙が溢れ出しました…

 

 

 

悲しさがこみ上げ、もっとしてやれることがあったんじゃないかという後悔の念と

 

救えなかった自分の無念さと

 

目の前にいる嫁さんの泣きじゃくる姿とで

 

色んな感情が入り混じってなんともいえない気持ちでした…

 

今も、この記事を書きながら涙で全く文字が見えてきません…

 

 

 

それでも前を向いていかなきゃ。

 

そう思うんです。

 

 

 

生前のボスちゃんは僕たちの不安そうな顔や

 

悲しそうな顔を見るととても心配して、ずっと

 

僕たちの足元から顔を眺め、そっと寄り添ってくれてたから。

 

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残された僕たちがいつまでも悲しそうな顔でいたら心配で成仏できないよね…

 

 

 

 

家族のケンカを仲裁してくれたり

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家族の誰かが元気がないと駆け寄ってきてくれたり

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節分には鬼になってくれたり

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みんなが嬉しいと自分のことのように喜んでくれて…

 

僕がトイレに行くとすぐ、連れションしたり…

 

 

 

とにかく今まで、ほんとにありがとう。

 

 

 

なにより食べることの大切さ、生命力というものをボスの犬生から教わりました。

 

 

食欲旺盛で亡くなる直前まで

 

ヨタヨタになりながら必死にエサを食べ

 

意識がない中「ボスちゃんご飯だよ!」の声に

 

反応する姿は生きようと必死にもがいてる命の叫びのようにも感じました。

 

「こうやって生きていくんだ」と

 

そんなメッセージがしっかりと伝わりました。

 

 

 

どんな時も、体が弱っても、心が折れた時も

意地でも食べ続ける。

 

 

ボスはそんな生命力を僕たちに教えてくれた。

 

 

最後まで僕たちに手をかけさせることもなく

 

介護もろくにさせてくれないままだったね…

 

そして、最期は僕たちの帰りを待って

 

しかも休日の月曜日を選んで自分の誕生日まで

 

頑張ったね…

 

ボスにとっては苦しむことなく寝たきりになることもなく幸せだったのかな…?

 

 

17年間、僕たち家族と共に一緒にいてくれてありがとう。

 

大切な大切な我が家の末っ子、ボスちゃん

 

みんな忘れないし、きっとまた、いつか会えるよね…

 

 

それまで虹の橋の向こうで元気で楽しく

そして安らかに眠って下さい。

 

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「虹の橋」 ~作者不詳の散文詩~

この世を去ったペットたちは、天国の手前の緑の草原に行く。

 

食べ物も水も用意された暖かい場所で、

老いや病気から回復した元気な体で仲間と楽しく遊び回る。

 

しかしたった一つ気がかりなのが、

残してきた大好きな飼い主のことである。

 

一匹のペットの目に、草原に向かってくる人影が映る。

 

懐かしいその姿を認めるなり、そのペットは喜びにうち震え、仲間から離れて全力で駆けていきその人に飛びついて顔中にキスをする。

 

死んでしまった飼い主=あなたは、こうしてペットと再会し、一緒に虹の橋を渡っていく。

 

~Wikipediaより引用~

 

 

 

9月21日は僕たち家族にとって一生忘れられない日となりました。

 

 

 

 

ここまで読んでくれてありがとうございました。

 

 

 

ボス(愛犬)が倒れた日…別れは突然にやってくるのかも…

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(つい、先日久し振りにツーショットを撮った)

 

今日(9月19日)仕事を終え、いつものように

 

お店のバックルームから愛犬のボス(16歳)が

 

ワンワンと僕たちを呼ぶ声が聞こえいつも通り

 

ゲージを開けお店を散歩させたんです。

 

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(若かりし頃のボス)

 

 

 

いつも通りに店内を歩き回り足取りはゆっくり

 

トボトボはしてるけど、いつものように嫁さんについて回り

 

ケージに帰ろうとした時です。

 

急にフラッとしたと思ったら立ち上がれなくなり、そのまま倒れ込みました。

 

 

その場で失禁もしました…それでもお構いなくその場に倒れ込むボスの様子を見ていると

 

目の焦点は合わず、瞬きもなく、泣き声ひとつ出さないんです。

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(息子の後を必死について回るボス)

 

 

ほんとにさっきまで元気で

 

お昼もしっかり食べいつものようによく眠って

 

体調不良もそんなに感じなかったんですが…

 

 

症状から見て、脳梗塞か神経がおかしくなったか…

 

 

明後日9/21は誕生日で17歳になるんだけど

 

「もしかして誕生日を迎えられないのでは?!」

 

そんなことが脳裏をめぐり、良くない予感が

ぐるぐる駆け巡る。

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「昔は高いところが好きだったボス」

 

 

僕もこの年になると幾度となく「別れ」というのは経験はしてきてるつもりです。

 

 

いつかは、お別れする時がくるのは覚悟はしてきたつもりだけど

 

それでもこのとき、「もしボスがいなくなったら…」

 

 

そんな考えが頭の中をよぎった瞬間

 

心臓が強く脈打ち、呼吸が浅くなり

 

胸が"キュッ〜"と締め付けられとても苦しくなりました…

 

 

 

すぐにインターネットで症状を検索し、調べまくるけどなんなのかもはっきりわからず…

 

 

目は開けたまま、ジッと一点を眺める瞳には

 

力はなく、起き上がることもできず口は開き

 

ヨダレが流れ出る。

 

 

「力が入らない」という感じでぐったりとしていました。

 

 

 

自分の体に起こった異変を受け入れられていないのか混乱している様子で、自ら気持ちを落ち着けようとしているようにも見えました…

 

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「眠るのが大好きなボス」

 

 

 

僕も嫁さんも同じように動揺してましたが

 

ボスには伝わらないよう気丈につとめました。

 

 

しばらく横たわっていたボスは

 

何とか自力で立ち上がるも

 

後ろ足が思うように動かないようで

 

後ろ足を引きずるように水をひっきりなしに

 

飲み出しました。

 

 

 

とにかく水、水、水と水を飲みまくる。

 

 

 

ボスは少し落ち着きを取り戻しエサをやると

 

食欲は旺盛のようで少し安心。

 

 

今夜はボスの周りにはタオルマットを敷き

 

もし、トイレをしてしまっても冷たくないようにおねしょシートを敷きました。

 

 

 

 

でも、本当に別れは突然やってくるのかも…

 

 

 

 

 

 

 

新社会人としての苦悩な日々。~辛い美容師アシスタント時代3~

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前回の続きから

 

前を知らない方はこちらから。

    

hairboxreve.hatenablog.com

 

hairboxreve.hatenablog.com

 

 

 

2年目に入り


ようやく美容師の卵として


美容スタイリストの先輩達の仕事に


支障をきたすことなくアシストできるようになった感がありました。







4~6月


春になり数十名の新見習い美容師を迎え

僕は前年度の新入社員研修を受けてなかったので、ここで新入り達と社員研修を受けることになります。




社員研修では、大きな声で発声練習や

スマイル練習の為”ウイスキー”を連呼して口角を上げる練習。

そして電話応対、受付のシミュレーションなど
接客の基礎を叩き込まれます。




学生時代のおしゃれ番長や運動部じゃなかった連中たちも、ここでの教育で出鼻をくじかれます。


なんせ体育会系のノリでスパルタな先輩たちは容赦なくしごくんです...



僕は2年目で現場にも出てるということで


先輩たちのアタリがややゆるかったです。
(実務経験があって良かった~)




この研修で数名やめていきました。

まさにふるいにかけられるんです。



そしてこの頃からお店の朝礼リーダーに指名されます。

毎朝15分の朝礼は、接客中の先輩たちを除いたスタッフ十数名で社訓、理念を唱和して

ラジオ体操。

 

そして声出し


「いらっしゃいませ!」

 

「こんにちは!」   

 

「ありがとうございます!」

 

などの接客用語を腹から声だし。

おおいにご近所迷惑だったと思います。




当然、僕はリーダーですので率先して大きな声を出そうとするけど

 

元々がそんな大きな声が出ないうえに恥ずかしいし…

 

で先輩たちからは絶賛突っ込まれました。



6月に入ると社内コンテストがあり

全店5~60名(当時)が集まり

ロッド巻き

 

創作カット

 

ブロースカット(理容師の角刈り)

アップセット

 

などを競い合うんです。




僕はそのコンテストの司会を同期と2人で
ともにすることに。




司会のノウハウも知らず

 

なんの用意もせず前日に共に司会をする同期に

 

「絶対遅刻してくるなよっ!」って


念押ししたにも関わらず、見事自分が寝坊...

 



先輩が慌てて寮まで起こしに来てくれて

寝起きのくっさ~い口では流石にまずいので

洗顔と歯磨きだけ済ませ、髪は寝癖ボーボーで会場へ駆け込みました。




会場では全スタッフが席に着き粛々と拍手で迎えてくれました。

とても恥ずかしかったです





その時一緒に司会をした同期の僕を見る目ときたら...

流石にその日は直視できませんでした。




その後、オーナーに絶対に"ドヤされる"と思ってたのに

笑顔で拍手に握手で迎えてくれて

心が広い人なんだな~って思いました。




肝心なコンテストは創作カットで無事入賞。

 

(創作カットとはこんな感じの独創的なスタイルをそれぞれ個人の感性で競い合う競技のこと。)

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(参照画像。画像お借りしてます。)

 


他の優れた作品を見てみるけど、良さがわからず自分の感性を疑いました。

 


この頃の自分は自分の殻に閉じこもり

狭い視野で自分以外の作品の良さすらわかろうとしなかった…










7~9月


本店で働いてるうちに


僕に切って欲しいという物好きな


当時高校生の女子がアシスタントの僕に髪を切らせてくれて初めてのワンレングスカット。

 

アシスタントの僕に切ってくれなんて物好きもいるもんだなぁと思った。

 

いざカットしようと思うとめっちゃくっちゃ緊張した。

 

手の震えが止まらず足もガクガク。

 

でも、相手に伝わらないように必死に切るんですね。

間違いなく緊張感は伝わってたと思う…


会話も忘れて夢中にカット。


気づかないうちに1時間が経過。

 

必死にやってると1時間なんてあっという間なんですよね。



さすがに見かねたチーフから交代しろと言われ


放心状態で交代し、そのあと先輩の仕事を見ておかなければいけないのに悔しさと恥ずかしさで失踪。




店から飛び出し、とりあえず付近をうろつき

そそくさと店に帰り、裏でなに食わぬ顔して

タオルを洗っていたら先輩に呼び出され

大説教をいただきました。

 

当然です。



カットをさせてくれた子はその後、お店にいるあいだ担当させてくれました。


よくまぁ懲りもせずにこんなド素人に付き合ってくれたもんです。


感謝しかありません。




盆前の繁忙期にも少しは流れが分かってきて


偉そうに後輩に指示を出すも


トンチンカンな指示で上から怒られました。



後輩の失敗は全部お前の失敗だと言われ


いやいや

 

「自分も絶賛修業中の身なんですが」。

と心の中で突っ込む。





見習いの十数万の月給から寮費を引いて


数万のお金でカットマネキン

(1体3~4000円)
をひたすら切る毎日。

丸坊主になるまでみっちり切ります。




丸坊主になったマネキンは頭ごとのパーツを
ペンで書き

 

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(こんなのを丸坊主の人形に書き込む)

 

パーツの名前を覚えたり、シャンプーの手の動かし方を練習したりマッサージ練習に使ったりしてました。


そんなある日、オーナーから呼び出され

「なにかやらかしたかな~(汗)」なんて

びくびくしながらオーナーに会いにいくと

「10月にある理美容選手権の選手宣誓頼むから!!」

と言われ


(な~んだそんなことか。ほっ。)


...。。。。


「えっっ。ええええええーーーー!!!」



いやぁ~~それは、、無理だわ...



そんなことが頭をよぎった9月でした。




 

 



つづく。

新社会人としての苦悩な日々。~辛い美容師アシスタント時代2~

 

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前回の続きから

 

前回の記事はこちら↓

hairboxreve.hatenablog.com

 

 





11月

オーナへ再び辞めたいと直談判。

オーナーと店長が熱すぎる説得をしてくるんです。

店長(女性)は泣き出してしまう。

(店長ゆえの責任感があったのでしょう。当時の僕には全く理解ができてなかった..)

 


不思議と僕はその様子が嫌いじゃなかったんですね。

かと言って好きかというとそうでもないんですけど。

その様子を見て、不思議ともう一度美容師として技術を習ってみようと思ったんです。



こっそり寮を抜け出し遊びに出ていたことも
無事バレて、オーナーからは猛説教を喰らいました…

技術の習得に本腰を入れることを約束させられました。


今、思うとそうやって親身になってくれる先輩達がいてくれたおかげで、こうやって今の自分があるわけです。


あの頃、熱い先輩達がいなかったら今の僕はとっくにいないです。

 

感謝しないといけません。



本腰を入れる約束を

 

オーナーとしたにもかかわらず

 

さぼりがちな夜の練習会を見かねた先輩たちに説教されるかと思いきや

 

みんなが優しく食事に連れて行ってくれたり

 

親身に話を聞いてくれて、次第に僕の心も

 

美容師をもう一度やろうという気になっていきました。









12月


少しずつカットの練習も取り入れつつパーマのロッド巻の練習を主にやっていました。

ロッド巻きはかなり苦戦しました...

時間内に巻けない、汚い...

自分への不甲斐なさと、うまくできない焦りから

ウイッグ(練習用の人形)を投げつけロッドを散乱させ絶叫してました。


「あー!!クソー!!」


キレる僕にキレる先輩たち。


「そんな短気起こすならやめてまえ!!!」


怒号に怒号です。


でも悔しいから絶対やめない。
(負けず嫌いなんす...)

血圧は最高潮。





店は年末でビックリたまげるぐらいの

人、人、人、人、人、人、人、人


失せるやる気と奮い立たせる自分で葛藤の日々でした。


AM6:30出勤  PM10:00営業終了 片付けて精算して帰宅。


営業で疲れ果て練習もとてもやる気が出ませんでした。


31日まで営業、その後みんなで打ち上げ会をすると聞き


テンションがダダ下がりに。


年末の最終日に誰が美容室なんて来るかよと思っていたけど、遅くまで激混みでいやになりました。











1月


成人式で正月から仕事になりガッカリ。


AM3:30に出勤して


15名を着付け、ヘアセットのアシスト業


20歳のお姉さん達を送り出し


眠気との戦いでグッタリしました。




この頃、ストレートパーマの試験に合格して薬剤塗布から通して任されるようになり少しだけ仕事に幅ができる。











2月


真冬の寒さで手荒れが酷く皮が何回もむける。

アカギレと相変わらず蕁麻疹の痒さで夜も眠れず日中は薬の副作用で眠気との戦いです。

何人か手荒れが酷く美容師を諦め退職して行きました。

この頃は電話応対が苦手すぎて、なるべく電話から遠ざかって着信があるとトイレへ逃げ込む。

 


ある日先輩から指摘され全て電話対応する羽目に。



お陰で電話対応のノウハウを全て叩き込まれました。

体育会系の「~っす。」は社会人としてダメと何度も指摘をされるがなかなか治らない。









3月


卒入学式を控えた方々が多く来店して、12月にも増して忙しい日々でした。

休憩なしの営業でお昼も食べずに働いてたら

流石に店長が休憩してきていいよと声を掛けてくれて16:00遅めの食事をとってたら
(この時間になると食欲があるのかどうかもわからない)

その様子を見た他の先輩から

「店長シャンプーしてるけどサボってないでシャンプー変わって!!」

めちゃくちゃ理不尽な言いがかりに葛藤しました。

社会に出るとこういった理不尽さは度々経験します。

トイレだけが憩いの場になっていきました。





カラーリングの原理、美容理論、コールドパーマの原理原則


月一の全店合同ミーティングなどなど休みはほぼなくなってきてましたが

この頃の僕の吸収力は半端なく、あらゆる知識を詰め込んで実践してこなして

自分の肥やしになっていく過程がだんだんと楽しくなってきてました。




4月から新入生を迎えるにあたって先輩としての心構えと自分自身を引き締めるようオーナーはじめ店長、チーフに口酸っぱく言われました。








美容師1年目のまとめ


美容師、というか社会に出て1年目はとてもキツイです。

それはどんな職業も同じだと思います。

慣れない生活と不規則な就業時間、今は大幅に改善はされてると思うけど…

それでも学生生活から一変した生活に慣れるにはまだまだ大変です。



そして、生活の変化というのはストレスも半端ないです。

自分もこの時期は体調をよく崩しました…

蕁麻疹に季節の変わり目には風邪をひき、熱とだるさと戦いながら仕事してました。

 


しかし先輩達は、風邪だろうが熱があろうが出社してくるわけで.自分だけ休むわけにもいきません…

かなり理不尽さを感じることも多々あります。




それでも、1年間続けると

技術、接客の基礎、アシスタント業務はほぼこなせるようになってました。

それは、ただ、こなせるだけですけど…

1年目で覚えたことを2年目から突き詰めていくことになります。




これから美容師を目指す人たちは1年は絶対に頑張ってほしいです。

それでも無理なら先のことを考えたほうが良いです。


あと一つ言えるのは

 

大丈夫、辞めたくなるのはあなただけではありません。

 

辞めたくなったから、しんどいからといって

 

変に気負うことはないです。それはみんな一緒だから。

 

 

気張りすぎてると感じるなら

 

一度流れに身を委ねてみる、ただ自然に任せる。

 

そうやってフッと力を抜くと不思議と道が開けることも多々あるんです。

 

頑張りすぎも良くないです。

 

基本は"楽しむ"そんな姿勢で。

 

 

 


そしてアシスタント業は2年目へ続く。

新社会人としての苦悩な日々。~辛い美容師アシスタント時代~

 


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美容師に限ったことではないですけど

 

社会に出た最初の1~2年はとかく苦労することも多いです。



多くの方から「アシスタント時代は辛いことも多く、大変だったでしょう?」

など聞かれることも多いです

 

 

 

 

これは、僕が実際に経験したアシスタント時代のお話です。

 

 

これから美容師を目指す方や新社会人の方の参考に。

 

 

 







1994年3月


地元の高校を中途退学した僕は

学校の先生の勧めもあり、当時県内に5店舗ほど展開する

「大手」まではいかないけど中堅規模の美容室へ中途採用されて

アシスタントとして働くことになりました。

同期の数は10名弱はいたようないなかったような…
(入ってはやめていくためうろ覚えです。一年以内に4名まで絞られます)




僕はオーナーとの面談で最初は住み込みで徹底的に基礎を詰め込んだ方が良い

という事で住み込み部屋併設のサロン本店へ配属されました。

そこで同期の一歳年下で中学を卒業したばかりの男の子と同部屋で住み込み生活が始まります。








5月


5月連休が明けてから住み込み寮へ引っ越し。

入店したのが途中からだったので新入社員研修は終わった後でした。


この新入社員研修がキツかったと、いろんな同期に聞かされました…
(僕は2年目で経験することに)



僕と同じ日に入店した同い年の女の子は3日でやめていきました。

 



お店に出て1日目はとにかく何をしていいかもわからず

ただただ棒立ちで先輩たちの邪魔でしかなかったと思います。

自分の事を「オレ」と呼ぶのはダメというのも初めて知りました。

「ボク」もしくは「ワタクシ」と自分のことを呼ぶことに対して

こっぱずかしさが込み上げてました。


 


日々の仕事は立ち仕事で足はパンパンの棒のようになるし


営業後のシャンプー練習はキツイしで

 

はじめて3日目には頭の中には「辞める」の

 

三文字が浮かんできましたね。





朝7時に店に出て営業が20:00に終わり

その後23:00までシャンプー練習してのくり返しが続き

辛かったのを覚えてます。



それでも徐々に技術が自分のものになっていく感覚が

今まで味わったことのない達成感で

充実した日々でした。



掃除、洗濯、ロッド洗い、パーマアシスト業務

カラーアシスト業務、雑用全般

そんなことをこなしながらシャンプーの練習を

オーナーの奥さん、店長、チーフ(店の2番手)

などにモデルになってもらいアドバイスをもらいながら

先輩たちの仕事を見てポイントをノートに書き上げ実践する。

 


毎日、口酸っぱくいわれたのが

「教えてもらうんじゃなく仕事は見て覚えろ!

良いところは全部マネして自分のものにしろ!」

それからは、とことん人の仕事を見て

良いと思うところは全てマネして休みの日には他店にもお客として行き

そこでもとにかく良いと思うことは全て吸収しようと貪欲でした。

 


でもそんな貪欲さとは反対に

 

この頃から全身にジンマシンができるようになり

 

日々の営業と練習の間もずっとかゆいのなんのって

肉体的に疲労がピークだからか精神的にも

 

毎日が自分との戦いでもありました。


充実感に満ちた生活のつもりだったけど


なれない環境と不規則な生活で単純にストレスがピークだったんでしょう。










6月


先輩たちからシャンプー合格をもらい

 

ようやく掃除以外の仕事に入れるように。


相部屋の同期より、ひと足遅れてやっとお客さんに触れることができました。

 


それからはシャンプーはもちろんマッサージの練習に明け暮れ、いろんなツボやコツを覚えましたね。


そこから日を追うごとに順調に白髪染を覚え

自分でカラーしたお客さんを自分でシャンプーして、先輩たちにカットをお願いするという

ようやく美容師の卵になりかけてきたような日々でした。

 


そうやって少しずつ仕事ができるようになると

ちょっとした疑問が自分の中に出てきたんです。

 

 


僕が配属されたお店は

ユニセックスサロン(美容も理容も問わない)で

男女問わず来客される店でした。


とはいえ男女比でいうと7:3いや8:2くらいの割合で男性が多い店でした。

 

 


僕は美容師を目指しているのに

男性のお客さんを日々こなしていくことに

将来の不安と、このままでいいのか?という事を自問自答するようになり

オーナーに直談判することに。







7月

 

オーナーへ疑問を投げかけ、思いを打ち明けた直談判のおかげで


この月からオープンする美容室へ配属されることに。



仕事はユニセックスサロンと美容室の違いにとまどいつつ

(仕事内容がまるで違う)


なんとか日々を消化しシャンプー、カラー、ストレートパーマの薬剤塗布などアシスタント業をやってました。








8月


お盆前になるとお客さんがどっと押しよせ、昼ごはんも食べれない日々。


朝8時~夜21時まで働きっぱなしで休憩時間は一切なし。

 


またしても辞めたい気持ちに火がつき


店長へ辞める旨を告白。


典型的な新人の辞めたい病発症で

 

お約束の入社3日目と3ヶ月目です。





9月


店長には10月に全国理美容選手権の中国地区エリア大会があるのでとりあえず

 

その大会を見るまでは続けてみろと言われ

美容師をつづけることに...

辞めたい病を発症した僕は又、本店へ移動になりました。




ユニセックスサロンでの仕事は不本意ながら

 

男性のお客さん相手の実践は

 

基本を学ぶ上で本当に良かったと今は思います。




男の人って髪が短いんですよね。

だから頭の丸み、形、シャワーの当て方

手の動かし方、ハサミのもっていき方、薬剤の塗布の仕方...などなど

基本を学ぶにはすごくいいんです。

 


男の僕にとって初めから髪の長い女性を扱うのは至難の技術でした....


おかげで今では男性客が得意分野となりました。






10月

 

初めての美容の大会へ。


衝撃的でした。

美容師がチャラいんです。

 

言動、特にロビーでの過ごし方に嫌悪しました。

 

思い描いてた世界とちょっと違っていて益々辞めたくなったのを覚えてます。



この頃には中途採用の新入社員がお店に入ってきては辞めていき

 

そんな繰り返しで誰と働いていたのかあまり覚えていません…



僕はというと、美容大会の後もなんとか働いてるといった状態で

 

美容師への情熱は徐々に冷めていくのでした。

 







11月

 


就職して半年。

 

まだまだ学生気分が抜けきらない僕は

 

門限9:00の寮を夜な夜な抜け出し

 

バイクで友達の家や深夜徘徊を繰り返し


遊ぶことのほうが楽しくて日中のつらい仕事から現実逃避。


建築関係の仕事に興味を抱きはじめ

 

建築会社へ転身を考えはじめ、もはや美容師への情熱は皆無に。











次回へ続く。

娘の反抗期。

 

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今回は親として、そしてオヤジとして熱く語ります。

 

 

 

親にとって誰もが経験すると思っていた子供の反抗期。

 

最近は「うちの子、反抗期なんてなかったよ」なんて声もよく聞きます。

 

思春期の子供を持つお客さんから

 

「子供さん達の反抗期はどうでした?」

 

なんて聞かれることが多いので色々考えてみたんです。

 

うちの子達ってどうだったかな〜?って

 

 

 

ちなみにうちの子は長女、長男の二人ですでに

 

二人とも独立してます。

 

 

 

 

そんなウチの子たちを振り返ると、一番思いつくのは長女の

小6〜中3にかけての時期なんですね。

 

父親にとって娘って子供ではあるけど

 

異性なので自分が過ごしてきた過程とは全く違うんですね。

 

 

 

 

自分が小さな頃は

 

"ママゴト"なんてした事ないし

 

"お人形さん遊び""お医者さんごっこ"

 

"あやとり" なんてことはほぼした事ないので

 

遊び方すら分からなかったんですね。

 

 

 

 

対して僕の小さな頃といえば

 

"キャッチボール""壁あて"

 

"缶蹴り""メンコ""チャンバラ"

 

"陣取り"など昔、男の子が誰でも経験した遊びで

 

育ちましたから。

 

 

 

 

だからもう娘は未知の世界なんですよ。

 

娘から教わることは本当に僕の知らない世界ばかりで

 

どっちが親かわからないほどでした。笑

 

 

 

男の子はね同性なんでなんとなく分かるんです。

(うちでは第二子である長男)

 

なんとなくお互い肌で感じるものがあって

 

このタイミングでこういうこと言ったら鬱陶しいだろうなぁ…とか

 

ここはこういう風に声をかけてやったほうが良いかな…とか。(それが正解かは別として)

 

実際、息子には反抗期らしい反抗期を感じたことがないんですね。

 

 

 

 

だけど娘となると少し感覚が違っていて

 

そのタイミング、声の掛け方っていうのが

 

父親からするとなんとなく難しい。

 

 

 

それは思春期を迎える頃になると顕著になってきて、気を使えば使うほど折り合いが悪くなるというかね‥

 

 

 

そんな悩みで当時こんな本も買いました…

でも、これ結構ためになったなぁ。笑

 

思春期を迎えた娘の気持ちを少しでも理解してあげたいと思うならオススメです。

 

 

 

でもね、そんな光景が、当時まだ小さかった息子には

 

お父さんはお姉ちゃんばかりに気を取られてるように見えてたみたいで

 

「どうせお姉ちゃんが可愛いんでしょ…」と言ってましたね。

 

 

 

当然、親として分け隔てなく接してるつもりでしたが、そう思わせてしまってたのは

 

今思えばかわいそうな事をしたと思います.....

 

 

 

 

で、娘の反抗期は思えば6年生からでしたけど

 

当時は夜遅くになって僕が

 

「お風呂に入りなさい」って一言いっただけで

 

彼女の中でスイッチがはいっちゃうんですね。

 

 

 

娘は小さな頃から、ずっと僕と一緒にお風呂に入っていたんですけど

 

さすがに6年生にもなると自立もして欲しいし

(シャンプーして〜。とか背中洗って〜。

とかいう始末だったが、今となれば普通にやってあげればよかったと思う…)

 

僕の方から1人で入るように言い聞かせて

 

1人で入るようになったんですね。

 

 

 

それは良かったけど、これがまた入るのが夜遅くになるから

 

つい小言を言ってしまうんですよ…

 

で、娘は言われたことに対し怒り始め襖はバタン!バタン!閉めるし

 

物にはあたり散らかすし…

 

 

 

 

中学に入る頃になると

 

今度は携帯電話やLINE、メールの問題

 

異性との交友、そういった事で衝突が多くなっていきました。

 

 

そういったことに対してこちらも敏感になるし

 

そのことに触れると彼女の中の地雷にスイッチが入ってしまうんですね。

 

 

 

 

親とはいえこっちも人間なんで

 

あまりに理不尽な怒りをぶつけられると

 

"カチン"ともくるし、ぶつかりあいます。

 

 

 

 

当時、嫁さんには僕の言い方が悪いと指摘され

(嫁さんは娘と同性だけに娘の気持ちがよく分かる)

 

 

それはそれでまいってしまいました。

(あ、でも嫁さんが一番の相談相手で一番助けになってくれてたのはここだけの話です。)

 

 

 

もちろん、嫁さんのいうことは正しいし

 

何より自分が妻と良好な関係性がなければ

 

この時期、父親は家庭では壊滅的な立場になるでしょう。

 

それに、思春期の子供にとって不安定な心身の

 

一番の安定剤は夫婦円満だと、なんとなく感じてましたから

 

子を思うなら、やっぱり妻は大事にしないとダメです。

 

それは経験上、断言できます。

 

 

 

娘に対しては反抗期で腹は立つけど

 

もちろんそれ以上に可愛いし

 

愛してますから致命的になることはありません。

 

 

 

まぁ、それは勝手に親父として僕が思ってるだけで

 

娘の方は決定的に親父嫌いになったかもしれません。笑

 

 

 

 

 

ここまで書いてアレですけど、基本は父娘仲良くやってきました。

 

反抗期って思うとこの頃かなって思った時期です。

 

 

子育てって向かい合うことの大切さを

 

この時ほど痛感したことはないです。

 

 

この時期は子供達も急激に身体の成長があるにも関わらず

 

まだまだココロは子供のままで

 

本人たちもどうしようもない身体と心のバランスに翻弄され

 

自分ではどうしようもない葛藤や不安があるんだと思います。

 

それは自分もそうだったからよく分かります。

 

なんなら僕の思春期はもっともっと酷かったかもしれません…

 

 

 

 

それでも親ってのは不思議でいくら喧嘩しても

 

腹がたっても、子供たちの幸せを考えられずにはいられません。

 

 

いつも根底には大きな愛で支えてあげることを

 

考えていて、そんな反抗期が終われば

 

いつかは分かり合えるんだと、頑なに信じているんです。

 

子供達が独立した後、今になって考えてみれば

 

家族みんなで暮らした一番幸せな時期だったのかもしれません。

 

 

 

田舎は子供の独立は早いです。

 

高校を卒業すればほとんどの子達が実家を離れ

 

進学なり就職なり親元を離れていきます。

 

親と暮らすのはたったの18年。

 

 

 

そう考えれば、あの頃もっともっと子供たちに愛情をかけてやればよかった。

 

あの時、何であんなことを言ったのだろう…

 

もっと受け止めてやればよかった…

 

そんな後悔にも似た感情が脳裏をよぎることがいまだ多々あります。

 

 

 

そして、子供達がいなくなった部屋からは

 

今でもたまに、あの頃の姉弟が仲良く会話する声が聞こえてくる…

 

 

 

 

そんな気がするんです。

 

 

読書感想文が苦手な理由。

 

 


 

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夏休みが終わって振り返ると

 

最後に残った宿題っていったら、自由研究か読書感想文って人多くないですか?

 

あれってなんででしょう?!

 

研究は日々観察するものが多いし日数がかかるのは分かるけど

 

読書感想文が残るのは不思議やねぇ…

 

やっぱ本読むのがめんどくさい??

 

 

 

 

そういう僕も夏休みは、いっつも

 

最後に残る宿題は読書感想文だったんですね。

 

 

 

 

今でこそ、こうやって文章を書く力が少しずつ

 

付いてきてるわけですけど

 

当時は文章なんて大の苦手で、それ以前に読書なんて「ムリ!」ってなってましたね。ええ。

 

 

 

 

 

まず、何が無理ってね、僕の場合

 

まっっっっっっっっっっっっっっっっっったく

 

興味のない本を読まないといけないって所が

 

無理だって気づいたんですよね。

 

課題図書なんて到底無理ですわ…

 (それは今でも一緒で興味のないことには一切触れられない...)

 

 

 

あと小学校当時は図書館内で借りた本の感想を

 

書くっていう謎のルールがあって

 

その中から選ばないといけなくて

 

その上、原稿用紙何枚以上なんて制限あるし…

 

そんな制限も苦手な理由のひとつでもありましたね。

 

 

そんな僕ですけど、ある時ひとつのきっかけを掴んだんですね。

 

 

感想文を書くきっかけね。

 

 

読書感想文って聞くとどこか堅苦しくて

 

なんとなく難しいじゃないですか?!

 

 

 

 

え?そんなことないって?

 

 

そういう方は多分、元から文章力がある方でしょう。

 

 

 

 

でね、そのきっかけってのが中学になったある時

 

近所で一番の仲良しだった兄貴的存在の先輩が

 

ふと、僕に興味のある本を紹介してって言うんですね。

 

 

 

当時、僕は本っていったらもう「三国志」に

 

どハマりしてましたから

 

吉川英治   三国志(演義)

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北方謙三   三国志(正史ベース)

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宮城谷昌光  三国志(正史ベース)

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横山光輝   三国志(漫画全60巻)

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辺りを全て読破するほどのハマりようで

それはそれは三国志を愛してたんですよ。笑

 

 

だからその三国志を嫌っていうほど先輩に魅力を伝えたんですよ。

 

興味のあることって人に伝えるのは簡単で

 

スラスラと出てくるんですよ。

(特に子供ってそういう所があるじゃないですか)

 

夢中で自分の好きなことを人に語るんですから

 

そりゃ、すらすら出るわ出る話(わ)で小一時間

話し終えたところで先輩が一言。

 

「なぁ、それが感想文やで」って。

 

僕はハッと気づいたんです。

 

 

 

 

「あぁそうか…」

 

 

 

 

そういう事なんです。

 

 

 

感想文って身構えずに

 

好きな本を人に伝えようとすると

 

自ずと感想文になっちゃうんですね。

 

 

物事は捉えようで、こんなに違うもんなんです。

 

 

視点を変えて見ると全く違う世界が見えるんだから面白いものです。

 

 

難しく考えてうまく書こうとするより

 

面白かった作品の魅力を伝えようと思った方が

 

スラスラと書けるかもしれません。

 

 

そうなったらこっちのもので、原稿用紙の制限なんて

 

全く気にならないほど書けるんです。

 

 

 

 

感想文は更にパターン化すると伝わりやすくなるそうです。

 

・本の内容を要約

基本は、全体のテーマ(何についての感想なのか)と結論(どう感じたのか)を書くだけ。

いわば、感想文の内容を一文にぎゅっとまとめるような形です。

その次に必要に応じて、感想文の全体の流れに沿って、いくつか大事なことを抜き出してまとめる。

 

 

・どう感じたか

第1章、第2章……というまとまりごとの感想をメモしてから、全体の感想につなげていきます。

 

 

・なぜそう感じたか

独自の体験や、影響を受けた過去の出来事などを絡めて述べることが重要で

ただのまとめに過ぎなかったり、感想が一言で終わってしまったりするような

薄っぺらい感想文からはひと味もふた味も違ったものを書き上げることができます。

 

 このようなことを意識すれば上手に書けるそうです。

 

 

 

 

ただ、面白くない本の感想文書けって言われても

 

「面白くなかった」しか出てこないからね。

 

 

 

 

その場合どうするかは未だにわかりません。笑

 

 

 

 

 


 本日の一曲

 

The Poets Of Rhythm - SP45​-​025

Spasibo Records

 

 


 今週のお題「読書感想文」


 

 

 

ピアノYouTuberのアーティストとしての感性に美容師として共感した。

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ピアノ演奏動画のYouTuberとして実力&人気の高い「よみぃ」氏というのがいるんですね。


 

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(よみぃ氏)


 

 

僕の息子くらいの年齢(22歳)で若手アーティスト注目株です。

 

職業は作曲家、ピアニスト

幅広いジャンルを演奏してて

・J-POP

・ニューエイジ

・ボカロ

・ジャズ

などどれも凄く感情のこもった演奏で聞きいってしまうんです。

 

 

中でも親友「ふみ」氏との"連弾"と呼ばれる1台の鍵盤楽器を複数人で同時に演奏する様は圧巻です。

 


よみぃ×ふみが最高級のストリートピアノで「Pretender」を連弾したら、集まった人達にもこの愛の価値観伝えられるんか?

 

 

 

 

 

 

その「よみぃ」氏が先日配信した動画にとても共感したんですね。

 


僕もう少し生きてても良いですか

 

創作者に多いとされる自己否定感と孤独感

天才ゆえの悩みでしょうか…

 

少し病んでそうで心配ですが

あまり無理しないように活動してほしいものです。

 

でも、こうやって弱さをさらけ出せる人って

本当に強い人だと思う。

 

 

 

 

 で、こちらが共感した動画

 


本当にありがとう

 (5分30秒あたりからの解説に深く共感したんですね)

 

 

恐らく彼の脳の中では音声左が現実、右が幻想なのかな…

そして感情の動きが重なり、2つの旋律がかけ合わさって本当に綺麗で素敵。

 

更にオーケストラ、シンセサイザーが重なると壮大さがあって繊細なのに壮大で心に響いてきます。

 

 

 

 

職業は違えどアーティストとして創作していくというのは沢山の共通部分があります。

 

ピアニスト

ヘアーアーティスト

 

なんか響きがカッコええ。

 

 

 

よみぃ氏の

 

ピアノの鍵盤一つの音の中から左耳と右耳から聴き取れる音を、繊細に組み分けて脳の中で砕いて一つの音にする作業。

 

そして想像から構成する複雑なピアノソロ。

(作曲は、まさにイメージとセンスが必要な創作過程)

 

 

美容師の(僕だけかもしれないが…)

ハサミを入れた髪が重力で落ちた時にどのようになるか?

 

風で揺らぐ時はどうか?

 

左脳で展開図、右脳で創造、イメージしながら…カットする

 

髪は常に動くもの。

 

髪の毛の一束、一本一本、常に動きを計算しながら脳の中で砕いていく作業。

 

 

お互い頭の中で作業するんだけど、一番大事なのは自分の肌感覚なんですね。

 

 

それは、経験とセンスとバランスの感覚が重要でどこか似ている気がします。

 

 

 

 

それでも、繊細すぎる感受性はどこか不安定で

どうしようもない感情に苛まれることもあるんでしょうね。

 

それは恐らく若さゆえのこともあるでしょう。

 

若さゆえの迷いだったり、戸惑いだったり。

 

 

そういった時って力強く背中を押してくれる

 

"ええで、生きろ"みたいな

 

どこか投げやりでぶっきらぼうだけど

 

包容力のある言葉に支えられるんですよね。

 

 

最近ではSNSをはじめ

 

ネットでの誹謗中傷が問題視される中

 

この動画に対してのコメントが温かく優しいコメントにあふれててとても良かった。

 

 

 

 

 

 

 

僕は音楽と言語ってどこか似ている気がしてて

 

人は言葉が発せられたとき、発した人の心が何を求めているのか

 

それを受けた側がどう推測するのか。

 

それを読み解く隠れた心の交流があります。

 

 

音楽だってそうで

 

音符は公的なシグナルだけど作者の心には何かがあり

 

演奏者やそれを鑑賞する

 

僕たちの心の中に何かが生まれるんだと思います。

 

 

今回の音楽も作者である「よみぃ」氏の心が

伝わってきました。

 

 

僕もその"何か"を伝えられる美容師

ヘアーアーティストでありたいと改めて思ったんです。

 

 

夏休み明け、教室が暑い!!

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子供達の夏休みも明け、普段の生活が戻ってきましたね。

 

しっかし夏休みが明けたとはいえ暑いわ〜。

 

まだまだ余裕で日中は35度前後あります。

 

 

 

お店にやってくる小、中学生達は「学校が始まる〜宿題やってない〜」なんて嘆いてましたが終わったのでしょうか?

 

 

それよりも心配なのは暑さの中、エアコンが教室にあるのは勿論なんですが

 

みんな声を揃えて言うのは

 

「マスクが暑い!!」

 

「換気する為、窓開けてるからエアコンが効いてない!」

 

熱中症で具合悪くなるかコロナにかかるか…

 

もう、勉強も命がけですわ。

 

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なんにしても子供達の勉強の場くらい健やかな環境を作ってあげたいもんです。

 

 

高校では、体育祭の練習が始まり

 

暑さの中、大変そうですけど頑張って欲しいものです。

 

とある学校では、30度を超える日には体育祭の練習がなくなるそうで賢明な判断だと思います。

 

 

 

しかし、学校も何か賢く効率的な換気方法はないものかと色々調べてみたらありました!

 

news.yahoo.co.jp

 

 

理研による研究の元、科学的根拠がしっかりあるのでこれで大丈夫。

 

 

廊下側2箇所40cm × 窓を数箇所20cm

 

これで1分40秒で室内の空気が入れ替えれる。

 

 

これはすごい!!

 

 

学校にとどまらず各施設ですぐに実施してもらいたいですね。

 

皆さんも是非、拡散して下さい。

 

 

 

 

しかし子供達も先生方も凄いですね。

 

暑さに弱い自分だったら、この環境にいたら

 

10分と持たないと思います…

 

僕も昔、運転免許の更新に行った時

(誕生日が8月なのでこれまた、暑い!)

 

講義室のエアコンが壊れていて

 

1時間免許講習受けたけど、もう、フラフラになりましたもん…

 

 

 

 

 

 

 そんな中、暑さをしのぐために学生がやってることといえば

 

■暑い学校で涼しくなるためにやっていたことランキング

1. 下敷きで扇ぐ

2. 凍らせた飲み物を持参

3. スプレーの制汗剤を体中にかける

4. 汗ふきシートで体を拭く

5. 頻繁に顔を洗う

 

ん~...なかなかしんどい。

 

 

 

 

 

今年の夏は暑く、熱中症になったという方も多く耳にします。

 

 

コロナの対策の上に熱中症対策とほんとに大変ではありますけど

 

大人も充分に対策とりながら子供達にもしっかり気を使っていきたいですね。

 

 

 

 

 


 今日の一曲

 

Marginalia #102

Masakatsu Takagi

 

 


 

 

 

 

この夏、こんなものにハマりました。

日も少しづつ短くなってきて

 

道路脇ではひぐらしの鳴く声が聞こえてきたり

 

若干ですけど秋が近づいてきている感じがします。

 

 

 


本題の前に一曲どうぞ

 


 

 

 

 

 

ところでみなさんはこの夏なにかハマったものはありますか?

 

僕はですね、この夏こんなものにハマってました。

 

 


・麻素材

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リネンのシャツ、リネンのズボン

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ジュートのラグに

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麻のカーテン

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麻のスリッパなどとにかく麻素材にハマりましたね。ええ。

 

 

麻って言ってもいろんな種類があって

 

■亜麻(あま)…リネン 


■苧麻(ちょま) … ラミー 


大麻(たいま) … ヘンプ 

 

繊維の原料の植物によって種類が変わってきます。

 

リネンはなじみ深いので知ってる方も多いでしょう。

 

 

他にジュート、ケナフ、ザイザル麻、マニラ麻

など実に多様です。

 

 

この中でもリネンは特に吸水性、通気、速乾性に優れていて

 

汗を素早く吸い取り、どんどん蒸発させ

 

スカッ〜と風を通し、更に急なゲリラ雷雨で水に

 

濡れてもサッと乾いてダメージを受けにくいんです。

 

 

 

なんといっても見た目に涼しげで

 

この夏は会う人会う人に麻の服を着ていると

 

「めちゃくちゃ涼しげで感じがいいですねぇ!」

 

なんて褒めていただくことが多くて照れました。

 

 

ラグはインド綿混で肌触りもガシガシにならず

 

サラッと涼しいし、カーテンなんかも見た目に優しくナチュラルで柔らかい!

 

 

 

そしてスリッパは濡れた足でそのまま履いても

 

すぐ乾くし機能と見た目、両面を兼ね揃えてて

 

ホントにこの夏はハマりましたわ。

 

 

 

もう毎年、夏は麻素材で暮らすことにします。

 

年々ナチュラルで優しくて、トゲのないものに

 

惹かれてしまうのは僕だけでしょうか?

 

 

 

 

 


・レトロな柄シャツ

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ナチュラルとは正反対になる柄シャツですけど

 

この夏は特にレトロな雰囲気にハマりました。

 

 

 

僕は(これは嫁さんもですが)レトロで

 

ヴィンテージな雰囲気が好きでお店なんかも

 

アンティークな一点ものなんかを

 

よくディスプレイしてるんですけど

 

この夏は身に付けるものもなんだか少しアンティークで

 

廃れた感じで(古着など)緩〜く着こなしたファッションをよくしました。

 

 

柄シャツ、特に古着は一点ものが多く人と被らないのがとてもよい。

 

 

周りを見渡すとみんな同じファッションで

 

なんだか気まずい…なんてこともなくなりました。

 

 

 

 

 

 


デカフェコーヒー

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これはこの夏限定ということではないのですが

 

もう年中ハマってる、カフェインレス(デカフェ)のコーヒーです。

 

僕はもっぱらブラック派で、しかも濃ゆ~いのが好きで

 

真っ黒になるくらいのコーヒーを入れるんですが

 

夏はやっぱりホットはキツい…

 

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ホットを飲むと汗がドバッと出てしまうので

 

最近はアイスで氷をたっぷり入れて飲んでます。

 

 

朝、起きてデカフェで一杯。

 

昼食後は濃い目のブラックコーヒー(カフェイン入り)を一杯。

 

夕食後にデカフェを。

 

 

そんな毎日が日常のルーティンになってます。

 

 

デカフェは体にも優しいので、妊婦さんや授乳中の方にも安心してオススメできます。

 

 

 

 

 

 

 


僕だけがいない街

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え?今更かって?

 

そうです。今更ながらです。

 

しかもアニメ版。

 

嫁さんと2人してハマりましたわ。ええ。

 

 

毎晩立て続けに見て全12話、3日で見終わりました。

 

誘拐殺人事件に巻き込まれる小学6年生の

 

雛月かよちゃんに父性を掻き立てられ

 

親からのDVシーンからの彼氏の母ちゃんとの

 

夕食シーンに涙しました。

(こんなかわいそうな境遇の子が世にはたくさんいると思うと心が締め付けられる思いです)

 


「僕だけがいない街」 個人的に感動したシーン

 

 

 

 

 

#9 終幕

#9 終幕

  • 発売日: 2016/03/04
  • メディア: Prime Video
 

僕はAmazonプライムで見ました。

 




 

 

 

好きなものに囲まれて生きる大切さって

 

最近のコロナ禍な生活様式に変わってからつくづく痛感してます。

 

 

 

好きなものがあるだけでモチベーションのアップにもつながり明日への活力にもなります。

 

そして自分たちが選んだものを

 

他の人が共感してくれて、更に褒めてもらったときなんかは最高に嬉しいじゃないですか。

 

 

 

この夏もあっという間に終わってしまいましたが

 

秋も秋でまた、面白いものがたくさんありそうで楽しみです。

 

 

僕は、もうすでに食欲が出てきて秋が恐ろしいですけど

 

食欲、読書、スポーツ、それぞれで楽しんで秋も満喫したいですね〜。

 

 

 

 

 

じゃあ。