Reve ライフBlog

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美容師目線で感じた事や日々の出来事 家族のことやお店のことなど店主である SHINGOが執筆しています。

言葉の難しさ。

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小学生のころからずっと言葉が響かないって言われ続けてきました。

 

僕は、スポーツ少年団に入り、野球をやってたんですがその頃、ずっといわれ続けたんですね。

 

 

大人たちが一生懸命、僕に野球を

教えようとするんだけど

(当時はスポ根で熱い指導が多かった)

僕にはまっっったく響かないって。

 

 

大きな声で怒鳴って

 

罵声のように叱咤激励しても

 

大人たちには覇気のない

 

やる気が見えない少年に見えてたんだそうです。

 

 

 

いつも練習では走り込みやランニングをするんですけど、大人たちが僕を見ては

 

「おい!シンゴ!!エラいんか!!!」

「エラそうな顔しとるなー。」

って言ってくるんですね。

 

僕はある日、あまりにそう言われるので

腹が立って言い返したんです。大人達に。

 

「エラい、エラいってなんなんですか?!

僕は一度も自分の事エライだなんて思ったことありませんぜっっっ!!」って。

(敬語がよくわかってないからなぜか当時はこんな言葉使い)

 

 

僕があまりに真剣な顔して言うもんだから

大人達は面食らった顔して言うんです。

 

「おまえなぁエラいっちゅうのはな

シワいっちゅう事やぞ。」って。

 

そうです。僕は勘違いしました。

 

でも、当時は4〜5年生だったからシワいの意味もわかりません。

 

 

 

「シワい」わかります?

 

 

 

地方の言葉ってのは厄介です。

 

多分この辺りの特有の言葉です。

 

しんどいとか 苦しいとか 辛い 厳しい

 

そういう意味です。

 

 

 

子供の頃は大人と喋ることが苦手で

 

自分の思いを大人相手に口にすることがなかったから

 

ずっと勘違いしたまま大人と壁ができて

 

大きな不信感ができてしまってたんですね。

 

 

でも、僕が大きな声を上げたのをきっかけに大人達も耳を傾けてくれました。

 

 

言葉はいくら想いを持って投げかけても

 

受けとる側と共通した認識を持たないと

意味がないなと、まさにこの時感じました。

 

 

 

 

練習ではキャッチボールを毎日していたのに

 

言葉のキャッチボールは全然できていなかった。

 

 

それは、大人達との関係性ばかりではなく

 

友人関係や日常で関わっている全ての人たちにも当てはまり

 

無神経に鋭い言葉で心をえぐってくるような

 

人とはなるべく関わらないようにしていました。

 

 

僕自身、少し言葉数が足りず

 

あまり器用な方じゃないから

 

人間関係にはとかく苦労することが多かった。

 

 

 

ちょっと喋れば言葉足らずで

 

勘違いされることも多く...

 

 

 

どうしたら人に自分の意志をうまく伝えられるのか本気で悩んだ時期もありました。

 

 

 

コミュニケーション能力の高い人を見ては

 

羨ましく、あんな風になれたらなぁ…

 

なんて思ったり。

 

 

 

そうやって思春期を迎える頃には

 

いよいよ大人達には壁を作って

 

思春期特有の殻にこもってしまったような

 

ややこしい人間になっていってしまったんです。

 

 

学校の個人懇談から帰ってきた母親が

「先生がお前の考えてる事がわからんって言われたよ。

みんな先生の自分には将来何になりたいとか

あんな事があった、こんな事があったって話してくれるけど

シンゴだけはな〜んも言わん…って。」

 

「それで、先生が最近分かったんだって!

..ありゃあお母さん。なんか考えてるようで

本当はなーんも考えてないんですよ。って

言ってたわ…」

 

 

その言葉は今でも鮮明に覚えてるんですが

 

それは半分正解で半分不正解なんだけど

 

自分の中ではそこまで自分のことを見てくれてる

 

そんな大人がいる事に、少し嬉しい気がしたのを覚えてます。

 

 

あの頃の自分は考えてないんではなく

 

考えすぎて行き詰まって考えれなくなってたんです。

 

 

 

そんな殻に閉じこもった思春期から

 

美容師として接客に携わる様になると

 

イヤでも大人達との関わりがあり

 

社会にもまれ、逆風にもさらされて

 

トイレにこもっては涙する毎日があり…

 

 

 

そうした様々な人達との関わりを得て

 

今では、なんとかこうして美容師としていられるわけです。

 

 

 

 

 

もちろん当時よりは成長してると思いたいのですが

 

今でも言葉足らずなところは多々あるし…

 

人見知りだし...で

 

日々、お客様を送り返した後も、あのときはあの受け答えで良かったのだろうか…?

 

あの時、もう少しこう言ってあげだほうがよかったんじゃないだろうか…?

 

そんな事が頭をよぎるんです。

 

 

そんなんでよく美容師やってられるなって

 

思うでしょ?

 

 

自分でも不思議なんだけど

 

これが続けていけてるんです。

 

 

「自分の天職だ!とか才能があるわ!」とか

 

全く思わないけど…ひたすら走り続けて

 

気がつけばここにいるって感じです。

 

 

 

 

言葉は人間特有のコミュニケーション能力です。

 

昔から人間はコミュニケーションを取りながら

 

様々な困難に打ち勝ち、今の時代を築き上げてきた。

 

 

それは、人間ならではの素晴らしい能力です。

 

 

 

日々、いろんな方達と関わり合えることに

 

感謝しながら僕は多分

 

一生、言葉のやり取りを学びながら

 

みなさんとの関わりを経て成長していくんだと思います。

 

 

いや、成長したい!

 

 

 

 だんだんと何が言いたいのかわからなくなってきたし、まとまりがなくよくわからん文章になってきたので終わります。

 

 

 

と。いう事でみなさん

 

不器用で言葉足らずなところも多々あると思いますがこれからも何卒よろしゅうお願いしますm(__)m