Reve ライフBlog

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美容師目線で感じた事や日々の出来事 家族のことやお店のことなど店主である SHINGOが執筆しています。

祖母の百寿祝い。

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僕の祖母、おばあちゃんが100歳になったんです。

 

お昼の2時間ほど予約を空けて

 

花を持って、お祝いに行きました。

 

 

 

 

ご無沙汰ばかりで近所に住んでるにも

 

かかわらず、全く顔が見に行けてない自分の顔を見るなり満面の笑みで

 

手を握り「よう、来てくれたなあ…」と言って

 

涙を流して迎えてくれました。

 

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その姿に僕も思わずもらい泣きしそうになりました…

 

「そんなに久しぶりだっけー?」なんて

 

上手いこと話逸らしたけどマスクの下では

 

泣きそうな気持ちを必死に堪えてました。

 

 

僕は小さな頃は、ほんとにおじいちゃん

 

おばあちゃんっ子で、いつでも祖母の優しさに甘えていたんです。

 

 

優しさだけでなく厳しさも同じくらいあったなぁ。

 

悪い事をすれば、こっぴどく叱られた。

 

当時、小さいながらも世の中のルールと

 

マナーを教わったのは祖母でした。

 

 

 

毎日毎日、婆ちゃん連れて近所のスーパーに行っては

 

「あれ買ってー!、これ買ってー!」なんて

 

親には絶対に買ってもらえないものを

 

無理言って買ってもらってたあの日が

 

つい、この間のような気がします…

 

 

中学に入る頃には祖母への感謝も忘れ

 

よかれと思ってやってくれたことに対しても

 

文句をつけ、心配の言葉へも「うるさい!」

 

などと返して会話もしようとしなかった。

 

 

 

祖母はそんな僕へも「しょうがない子だね。」

 

そういっていつも笑顔で接してくれてました。

 

 

そんな気持ちにも気づかず

 

気持ちに反抗してた、あの頃の自分は

 

本当に浅はかで、なんの経験も持たない

 

"ガキ"そのものだったと今は思うんです。

 

 

近くにいると

 

愛情って当たり前になってしまって

 

それが当然になり、やってくれて当たり前

 

してくれるのが当然になってしまうんだな…と

 

今は感じます。

 

 

どれだけ自分が愛されているか見失ってしまうんです…

 

 

今の自分がその事をどれだけ理解できてるのかはまだまだ分かりません。

 

ただ、今は「ありがとう」という気持ちしか出てきません。

 

祖母の周りには、今も多くの人が

 

関わってくださり、毎日とても明るく元気に過ごしているそうです。

 

 

それが全ての答えなんだと思います。

 

 

愛に生き、それを人に注げる人だからこそ

 

他人からも愛が返ってくるんだと思います。

 

 

そんな懐の深い愛情を教えてくれた

 

祖母のように僕も愛情を伝えれる人になろうと思います。

 

 

 

今日も会ったその時から

 

ずっと手を握り続けて話をしてくれた祖母。

 

「素敵になったねぇ…」と

 

僕の手を顔まで持って行き

 

頬ずりする姿は可愛いお婆ちゃんで

 

僕はいつの間にか幼かったあの日と

 

同じような童心に戻されてしまいました。

 

 

 

そして、同時にこの後、何回祖母に会えるんだろうと…

 

 

第二次世界大戦、終戦、関東大震災

 

東京オリンピック、、、全ての時代を生き

 

経験してきた人。

 

 

今の僕には想像もつかない激動の時代。

 

 

そんな100年という奇跡。

 

 

おばあちゃん、おめでとうございます。

 

 

 

そして元気でいつまでも長生きしてください。

 

 

 

 

 

 

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