出雲の大社で神在月に疫病払い祈願
今月(10月)は全国的に神無月と呼ばれ神様が不在の月とされていますよね。
ここ、島根県では10月は神在月なんです。
全国の神様が出雲の大社(おおやしろ)に
集まる為とされているからなんですね。
そんな神在月に疫病払いを兼ねて
出雲大社へ参拝してきました。
今回は正門からの正式ルートでの参拝。
まず正門、勢溜(せいだまり)の大鳥居から。
石碑とともに大きな鳥居がありここが出雲大社の正門です。
鳥居は高さ8.8m 幅12mもあるそうです。
この先から参道が始まります。
鳥居をくぐる際には隅で一礼してから参道へ入ります。
出雲大社の参道は全国でも珍しい下り参道です。
天気も良好。気持ちの良い空気と冷気が神々しさを感じます。
参道の途中、右手に心身のけがれを祓い清める
祓戸神(はらいどのかみ)をまつる祠(ほこら)
祓社(はらえのやしろ)があるので神前までにここで身を清めます。
橋を渡り鳥居をくぐると日本の名松百選の
見事な松並木が続きます。
ここは、中央と左右に参道が分かれて
中央は神様の通り道とされていて
昔は神職、皇族以外は通れませんでした。
現在も松の根の保護の為中央は通れませんので
左右を通行します。
御慈愛の御神像と出雲大社の主祭神である
大国主大神。
大国主大神は出雲王朝を繁栄させる偉業を成し
多くの女神と結婚してたくさんの子供をもうけました。
大国主大神が縁結びの神と呼ばれる由縁でもあります。
手水舎で手と口を清めます。
※現在は新型コロナウイルス感染予防の為
柄杓は使用できなくなっています。
鳥居をくぐると拝殿が見えます。
ここも通る際にはキチンと一礼。
真ん中は通ってはいけません…
戦後最大の木造神社建築といわれている拝殿。
御祈祷、奉納行事などここで行われています。
しめ縄が一般の神社と左右逆なのも出雲大社ならでは。
出雲大社での参拝は「二礼四拍手一礼」。
一般の神社の「二礼二拍手一礼」ではないので
間違わないように。
と、いいつつ僕も最初間違えてしまった…
ま、そんなこともありますわ...笑
(神さまゴメンなさい…)
御祭神に最も近い門。
通常の参拝の場合ここから御本殿を参拝します。
コロナ終息をここでお祈りしました。
(今年は一年コロナコロナで振り回された一年でしたね…早く収束することを本当に願うばかりです)
神饌料も"そうそうたる"なまえがずらり…
国宝の御本殿です。
大社造りという日本最古の神社建築様式。
八足門が解放されるのはお正月の三が日などの特別な日だけ。
そんな日は本殿を囲む瑞垣(みずがき)の楼門前まで入ることができます。
御本殿を中心として東と西には細長い社(やしろ)があり、出雲大社ならではの独特な社です。
ここは、十九社と呼ばれており神在月に全国から集まった神々のお宿となる社です。
毎年10月の神在祭の期間には扉が解放されます。
ということで神在月なのでここも、細かく参拝しました。
ここは知る人ぞ知るご利益のある社なんです。
ヤマタノオロチを祀る社で、大国主大神の父神
とされていて御本殿後方の一番高いところに祀られています。
社の後ろには出雲大社を見守る八雲山の岩が
せり出しています。
八雲山は普通、人が入ることのできない
禁足地とされていて聖域なんです。
ここはその聖山に触れることができる唯一の場所。
とても強いパワースポットでエネルギーが
強く多くの人がこの岩を触っていました。
社の床下に置かれる木箱には出雲大社から西に1kmほど離れた「稲佐の浜」から持ち運ばれた砂が入っています。
この社で清められた砂は撒くと土地を清める
ご利益があるそうです。
「稲佐の浜」で砂を採り、ここに供え
同じ分量の砂をいただいて帰りましょう。
日本最大級の大しめ縄は長さ約13m.重さが
なんと5.2トンもあるんです。
その大きさには圧倒されます。
神楽殿の中は結婚式場になっていて
結婚式がとり行われている事が多いんですが
この日はたまたま式をしておらず
神楽殿のなかを見る事ができました。
大社には何度も来てるけど初めてかもしれません。
神楽殿前は撮影スポットです。
多くの方々が写真を撮っているので
ワタクシたちも。
大社の東門を出ると真名井社家通りです。
とても情緒あふれる静寂な通りです。
ここはとても好きな場所でいつも立ち寄ります。
この通りには北島國造館があります。
ここも結婚式場となっており、日々結婚式が
とり行われています。
国造館の周りは庭園と池があり亀や鯉も泳いでいます。
ちなみに出雲大社の神紋も亀の文様を表した
「亀甲剣花菱」です。
亀と深いゆかりがあるんですね。
そして池の奥には目にも優しい滝の癒しスポット。
マイナスイオンにあふれています。
「亀の尾の滝」と呼ばれるこの滝の目の前には
小さなほこら天神社があります。
ここはほんとにいい気が流れています。
思わず深呼吸をしたくなる場所で大好きな場所です。
境内には神話「因幡の白ウサギ」をもとに作られたカワイイウサギがたくさん。
松ぼっくりが添えられていました。
耳が垂れたウサギもカワイイ。
とても癒されます。
白ウサギは大国主大神と八神姫の仲を取り持った縁結びのシンボルです。
本殿を見据える白ウサギ。
お参りの合間に一羽一羽の表情やポーズの違いを探すのも楽しみです。
更に境内を歩くと至る所に自然があふれています。
こんなポーズもとりたくなります。
この後、神門通りでお買い物をしました。
神門通りはお土産を買ったり
出雲名物の「そば」や「.ぜんざい」を食べたり
できる700m続く出雲大社の門前町です。
商店街のデザインが好き。
肝心な町並みを写真に撮るのを忘れました…
ここでチーズケーキを購入。
歩き疲れた身体に染みました。
いつも多大なパワーをいただける
出雲大社は定期的にお参りしたい神社です。
歩き疲れたし、癒されて今回はここまで。
写真MVもあります。よかったらどうぞ。
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疫病払いにも縁結びにも是非お参りされたし。