Reve ライフBlog

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美容師目線で感じた事や日々の出来事 家族のことやお店のことなど店主である SHINGOが執筆しています。

娘の反抗期。

 

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今回は親として、そしてオヤジとして熱く語ります。

 

 

 

親にとって誰もが経験すると思っていた子供の反抗期。

 

最近は「うちの子、反抗期なんてなかったよ」なんて声もよく聞きます。

 

思春期の子供を持つお客さんから

 

「子供さん達の反抗期はどうでした?」

 

なんて聞かれることが多いので色々考えてみたんです。

 

うちの子達ってどうだったかな〜?って

 

 

 

ちなみにうちの子は長女、長男の二人ですでに

 

二人とも独立してます。

 

 

 

 

そんなウチの子たちを振り返ると、一番思いつくのは長女の

小6〜中3にかけての時期なんですね。

 

父親にとって娘って子供ではあるけど

 

異性なので自分が過ごしてきた過程とは全く違うんですね。

 

 

 

 

自分が小さな頃は

 

"ママゴト"なんてした事ないし

 

"お人形さん遊び""お医者さんごっこ"

 

"あやとり" なんてことはほぼした事ないので

 

遊び方すら分からなかったんですね。

 

 

 

 

対して僕の小さな頃といえば

 

"キャッチボール""壁あて"

 

"缶蹴り""メンコ""チャンバラ"

 

"陣取り"など昔、男の子が誰でも経験した遊びで

 

育ちましたから。

 

 

 

 

だからもう娘は未知の世界なんですよ。

 

娘から教わることは本当に僕の知らない世界ばかりで

 

どっちが親かわからないほどでした。笑

 

 

 

男の子はね同性なんでなんとなく分かるんです。

(うちでは第二子である長男)

 

なんとなくお互い肌で感じるものがあって

 

このタイミングでこういうこと言ったら鬱陶しいだろうなぁ…とか

 

ここはこういう風に声をかけてやったほうが良いかな…とか。(それが正解かは別として)

 

実際、息子には反抗期らしい反抗期を感じたことがないんですね。

 

 

 

 

だけど娘となると少し感覚が違っていて

 

そのタイミング、声の掛け方っていうのが

 

父親からするとなんとなく難しい。

 

 

 

それは思春期を迎える頃になると顕著になってきて、気を使えば使うほど折り合いが悪くなるというかね‥

 

 

 

そんな悩みで当時こんな本も買いました…

でも、これ結構ためになったなぁ。笑

 

思春期を迎えた娘の気持ちを少しでも理解してあげたいと思うならオススメです。

 

 

 

でもね、そんな光景が、当時まだ小さかった息子には

 

お父さんはお姉ちゃんばかりに気を取られてるように見えてたみたいで

 

「どうせお姉ちゃんが可愛いんでしょ…」と言ってましたね。

 

 

 

当然、親として分け隔てなく接してるつもりでしたが、そう思わせてしまってたのは

 

今思えばかわいそうな事をしたと思います.....

 

 

 

 

で、娘の反抗期は思えば6年生からでしたけど

 

当時は夜遅くになって僕が

 

「お風呂に入りなさい」って一言いっただけで

 

彼女の中でスイッチがはいっちゃうんですね。

 

 

 

娘は小さな頃から、ずっと僕と一緒にお風呂に入っていたんですけど

 

さすがに6年生にもなると自立もして欲しいし

(シャンプーして〜。とか背中洗って〜。

とかいう始末だったが、今となれば普通にやってあげればよかったと思う…)

 

僕の方から1人で入るように言い聞かせて

 

1人で入るようになったんですね。

 

 

 

それは良かったけど、これがまた入るのが夜遅くになるから

 

つい小言を言ってしまうんですよ…

 

で、娘は言われたことに対し怒り始め襖はバタン!バタン!閉めるし

 

物にはあたり散らかすし…

 

 

 

 

中学に入る頃になると

 

今度は携帯電話やLINE、メールの問題

 

異性との交友、そういった事で衝突が多くなっていきました。

 

 

そういったことに対してこちらも敏感になるし

 

そのことに触れると彼女の中の地雷にスイッチが入ってしまうんですね。

 

 

 

 

親とはいえこっちも人間なんで

 

あまりに理不尽な怒りをぶつけられると

 

"カチン"ともくるし、ぶつかりあいます。

 

 

 

 

当時、嫁さんには僕の言い方が悪いと指摘され

(嫁さんは娘と同性だけに娘の気持ちがよく分かる)

 

 

それはそれでまいってしまいました。

(あ、でも嫁さんが一番の相談相手で一番助けになってくれてたのはここだけの話です。)

 

 

 

もちろん、嫁さんのいうことは正しいし

 

何より自分が妻と良好な関係性がなければ

 

この時期、父親は家庭では壊滅的な立場になるでしょう。

 

それに、思春期の子供にとって不安定な心身の

 

一番の安定剤は夫婦円満だと、なんとなく感じてましたから

 

子を思うなら、やっぱり妻は大事にしないとダメです。

 

それは経験上、断言できます。

 

 

 

娘に対しては反抗期で腹は立つけど

 

もちろんそれ以上に可愛いし

 

愛してますから致命的になることはありません。

 

 

 

まぁ、それは勝手に親父として僕が思ってるだけで

 

娘の方は決定的に親父嫌いになったかもしれません。笑

 

 

 

 

 

ここまで書いてアレですけど、基本は父娘仲良くやってきました。

 

反抗期って思うとこの頃かなって思った時期です。

 

 

子育てって向かい合うことの大切さを

 

この時ほど痛感したことはないです。

 

 

この時期は子供達も急激に身体の成長があるにも関わらず

 

まだまだココロは子供のままで

 

本人たちもどうしようもない身体と心のバランスに翻弄され

 

自分ではどうしようもない葛藤や不安があるんだと思います。

 

それは自分もそうだったからよく分かります。

 

なんなら僕の思春期はもっともっと酷かったかもしれません…

 

 

 

 

それでも親ってのは不思議でいくら喧嘩しても

 

腹がたっても、子供たちの幸せを考えられずにはいられません。

 

 

いつも根底には大きな愛で支えてあげることを

 

考えていて、そんな反抗期が終われば

 

いつかは分かり合えるんだと、頑なに信じているんです。

 

子供達が独立した後、今になって考えてみれば

 

家族みんなで暮らした一番幸せな時期だったのかもしれません。

 

 

 

田舎は子供の独立は早いです。

 

高校を卒業すればほとんどの子達が実家を離れ

 

進学なり就職なり親元を離れていきます。

 

親と暮らすのはたったの18年。

 

 

 

そう考えれば、あの頃もっともっと子供たちに愛情をかけてやればよかった。

 

あの時、何であんなことを言ったのだろう…

 

もっと受け止めてやればよかった…

 

そんな後悔にも似た感情が脳裏をよぎることがいまだ多々あります。

 

 

 

そして、子供達がいなくなった部屋からは

 

今でもたまに、あの頃の姉弟が仲良く会話する声が聞こえてくる…

 

 

 

 

そんな気がするんです。