Reve ライフBlog

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美容師目線で感じた事や日々の出来事 家族のことやお店のことなど店主である SHINGOが執筆しています。

秋を元気に過ごそう〜秋特有のプチうつ対策〜

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 (音楽でも効きながらどうぞ。)


 

 

 

最近はめっきり朝晩冷え込んできましたね。

 

日中は25度越えの陽気で朝晩は15度前後。

寒暖差が身体にこたえますよね。

 

あんなに暑かった夏がウソのように涼しくなり

日照時間も短くなってきた秋。

 

そんな今の季節はなんだか、もの悲しさや

寂しさを感じる方も多いんじゃないでしょうか?

 

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秋はセンチメンタルな季節というイメージがあります。

 

これって感覚的なものなのかと思ってましたけど、物理的な面で考えても実は理由があるようです。

 

 

晴れ渡った日と雨の日ではモチベーションが

変わるじゃないですか?

 

あれと同じようなもので、暑い夏から涼しい秋になるとモチベーションも下がりがちになるんですね。

 

 

 

秋になると悲しくなったり寂しくなったりするのは、気候が心を変化させるからなんです。

 

気温は下がり、乾いた風が吹き、木の葉が枯れ

日照時間は短くなっていく。

そういった変化を私達は目や肌で感じています。

 

夏にはあんなに賑やかだったセミたちの声が聞こえなくなり、活発に動き回っていた動物たちも冬支度に入り町もとても静かになります。

 

そんな冬支度も相まってきっとココロは寂しさを感じているんですね。

 

そんな季節を乗り越え、厳しい冬を乗り切る為

自然界は実りを与え、昔の人達は知恵を出し

芸術の秋、運動の秋、読書の秋といったことで

気を養ってきたのでしょう。

 

 

これから旬を迎える食べ物は秋に足りない栄養素をしっかりと養ってくれます。

 

 

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サツマイモやジャガイモ、しいたけやマイタケ

などのキノコ類は気力を養う"補気"の作用があるそうです。

 

そうそう、髪の毛一つとっても食べ物の栄養で変わってくるんですよ。

 

極端なダイエットや偏食、極度の貧血などは抜け毛の原因になりますのでご注意下さい。

 

栄養は生命維持に必要な部分に真っ先運ばれるので"髪の毛"や"爪"といった生命維持に必要性がない部分には一番先に届かなくなるんですね。

 

だから年齢を重ねると弱ってくる内臓を守る為お腹周りに肉がつきやすいんです。

 

 

 

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他にも芸術作品に触れ、音楽を鑑賞し、映画や読書などで感性を刺激し「英気」を養うことも元気になる秘訣です。

 

騒がしく忙しない日々に笑えなくなっていませんか?

 

しっかりとココロにも栄養を与えましょう。

 

 

 

さらに最近ではコロナの影響もあって運動不足なんて方も多いんじゃないでしょうか?

 

人間も動物。

 

運動することによって健康を維持していくのは

あらゆる動物全て共通です。

 

散歩や体操、ヨガなど軽い運動やストレッチで血を巡らせ体温を上げることも動物には欠かせない元気のもとです。

 

お風呂はシャワーで済ませず入浴することでも

体を温め全身に体温と栄養を行き渡らせることも大いに効果があると思います。

 

ぬるめのお湯でじっくりと浸かることで

その後の睡眠の質も良くなるので必ず湯船に

38〜40度のお湯を張り20分位を目安に入浴しましょう。

 

 

 

 

美を求めるなら表面の見た目だけにこだわるのはとてもナンセンスです。

 

美容師という立場上、ヘアーを美しくというのは当然なんですが…

 

美しさというのは内面からにじみ出るものと考えていますので心身を健康にして内から滲み出る美しさを手にしたいものですよね。

 

 

せっかくの実りの秋。

 

身体の不調とメンタルのケアをしっかりして

 

秋を満喫して大いに楽しみたいものです

今週のお題「運動不足」

 

新社会人としての苦悩な日々。~辛い美容師アシスタント時代4~

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少し間が空いてしまいましたが

前回の続きから

 

 

分からない方はこちらから↓

hairboxreve.hatenablog.com

hairboxreve.hatenablog.com

hairboxreve.hatenablog.com

 

 

 

 

中国地区の理美容選手権で選手宣誓を

 

指名されたにも関わらず気にはしていたものの

 

練習は一切せず(笑)

 

宣誓のセリフすら考えずに

 

日々を過ごしていると、見かねた先輩たちが

 

「ちゃんと事前準備してるか?」


などと気にかけてくれていました。

 

 


それでも大会前日まで余裕をぶっこいていたら


オーナーから自分の目の前でやってみろと言われ大慌てです。




営業中にとりあえず一夜漬けならぬ日中漬けで

 

その夜にオーナーに宣誓を披露しました。

この時はオーナー、先輩数名の前で

 

緊張することもなくうま~くできたんですね。

 



でも、それがよくなかった...

 

 


本番当日はステージ上に理美容関係の

 

お偉いさん方2~30名がズラリ。

 

オーナーもその中に座ってます。

そして僕の後ろには意気揚々の理美容師が

500~600名


会場は広島グリーンアリーナ



視線は僕に全て注がれてる中


「すこーん!!」と音がしました。


頭の中が真っ白になっちゃったんです。




困り果てた僕は宣誓の片手を

 

大きく振り上げた状態のままで

 

席に着いてるオーナーを凝視しました。

 

 

 


そしたらオーナー


めっちゃ笑ってる。


もうね、その顔見たら緊張を通り越してね...

 

 


絶対怒られると思っていたのに終わったあとも

「いや~ご苦労さん!緊張してセリフが飛んだなぁ~(笑)」

 

なんてアッケラカンとしてて

これまた、うちのオーナーはやっぱり心の広い人なんだなぁ~と思いましたね。




宣誓はアドリブでなんとか乗り切ったものの

 

決まった文言を一つも言えてなかったように思います…

もう二度とやりたくないです。はい…




その後は年末、年始を一年目同様に

 

とても忙しく乗り切りなんとか2年目を

 

終える事ができました。

 

 

これが僕のひよっこ、ペーペー時代の思い出です。

 

 

 

いやぁ~、こうやって振り返ると自分は

 

基本的に社会をなめてた人間ですね...

 

今の自分が出会ったら大説教です。(笑)

 

 

 

 

 僕は美容師になって今年で27年ですが

 

不思議とこの1~2年目のことは今でも

 

鮮明に覚えてます。

 

 

 

そのくらい 僕の人生の中でも

 

内容が濃くインパクトがあり

 

変化のある時だったんだと思います。

 

 

 

 

「三つ子の魂百まで」じゃないけど

 

この時に身についたことは今でも決して

 

忘れることはないです。

 

 

 

どの仕事もそうだと思いますが

 

社会に出たてというのは

 

右も左もわからず覚えることも多く大変です。

 

 

 

加えて、僕は世の中の常識と社会の理不尽さに

 

振り回された時期でもありました。

 

 

 

 

それは今となっては当たり前のことなんだけど

 

当時、学生から社会へ出たての頃って

 

自身の夢と希望がとてもフワフワとしたもので

 

「社会ってこんなものか。」

 

「職場ってこんな感じか」

 

という、学生時代に想像した社会とのギャップを目の当たりにし

 

「何か想像と違う…」

 

「会社が無茶苦茶なことを言ってくる…」

 

そんなふうに思ってしまったんですね。

 

 

 

今考えればこれは当然なんですけど

 

学生時代の当たり前は社会にでてしまえば

 

当たり前ではなくなるということを

 

理解しないまま社会人になってしまったからなんです。

 

"社会人として求められているものは何か"

 

それが分かっていないことからくるギャップに苦しみました。

 

 

 

 

 

そのような悩みと葛藤を抱えないためにも

 

社会人1~2年目の皆さんは

 

学生〜社会人という、その変化を知ることです

 

具体的に学生時代から社会に出ると

 

大きく変わるのは

 

・お金を払う側からもらう側に変わる

 

・責任の大きさや責任を負う範囲

 

・時間と約束(約束の時間は絶対的)

 

・自分を取り巻く人間関係

 

・言葉遣い

 

・意識

 

・評価のされ方

 

社会に出ると基本的にインプットからアウトプットが要求されます。

 

暗記が必要だった学生時代から真逆の

 

提案力、発想力、企画力といった

 

今まで詰め込んだ知識を応用して今度は社会に向けて出す方に変わってくるので

 

テストの点数=暗記力ではなく

成果が評価ポイントになってくる。

 

 

 

そういった変化を受け入れて

 

どう向き合うかを見出す事で

 

会社での活躍をいち早くできると思います。

 

 

 

 

 

少しずつ、焦らず、一歩一歩前に進んでいけたらいいですよね。

 

 

 

 

 

中秋の名月と娘の誕生日。

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 本題の前に一曲聴きながらどうぞ。


 

 

 

昨夜は十五夜。

 

中秋の名月でしたね。

 

 

昨日、10月1日は朝から天気も良くて

日中はとても10月とは思えないほど気温も高く暑かったですけど、夜には少し肌寒くなってきました。

 

 

夜、帰宅途中に空を見上げるととても綺麗な月が。

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見上げた月

 

降り注ぐ月光

 

秋の虫の鳴き声

 

そよぐ風

 

 

秋を感じ、亡きボスを思い浮かべますね。

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ところで中秋の名月って満月と思ってましたが

どうも違うようで…

 

旧暦の8月15日を指す言葉のようです。

 

今年2020年の満月は10月2日(今日)と31日

になるそうです。

 

と、いうことは今日の方が月が綺麗なのでは?

 

 

ともあれ、あと2回はキレイな月がみれると思うとワクワクしますね。

 

 

 

そんな10月1日は娘の誕生日でもありました。

 

娘とは思春期には色々ありましたが(笑)

hairboxreve.hatenablog.com

 

似たもの同士でとても仲は良いです。

 

 

18歳で家を出た娘とは、最近は一言、二言LINEでやり取りするくらいです。

 

毎年、正月やお盆には帰省してましたが

今年はコロナ禍で、帰省もままならず

顔も見れてません。

 

ただ、離れていても、何歳になっても

いつも心だけは近くに寄り添っていたいと思っていて、頼ってきたときには父親として包み込んであげれる存在ではありたいですね。

 

何歳になっても子供は子供のままなんですよ。

 

とにかく、誕生日おめでとー!

 

 

 

そして昨日、月を見逃した方は今日の満月を

見上げてみましょう。

 

 

何か感じるものがある。かも…

 

 

 

 

 

 

 

 

ボスに会いに行ってきました。~初七日、墓参り~

今週のお題「好きなおやつ」

 

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9/27にボスの初七日を迎えました。

 

あの突然のお別れから、もう1週間たつんですね。はやい...

hairboxreve.hatenablog.com

 

 

hairboxreve.hatenablog.com

 

 

先日来られた、妻のお客さんが

 

飼っておられるワンちゃんも"ボス"と同じ日に

 

亡くなったと聞きそんな偶然もあるんだなと

 

不思議な気持ちでいっぱいでした。

 

 

 

 

僕たち夫婦は元気いっぱい(?)に仕事してるんですが、逆にお客さんの方がボスの死を知って泣かれるというね…

 

 

 

優しい人が多くてほんとにありがたいですね。

 

ボスを偲んでくださりほんとにありがとうございます。

 

こっちももらって泣いてしまうかなと思ってたんだけど意外と大丈夫です。笑

(泣くだけ泣いたし、なによりお客さんの前では泣けない意識が働きすぎるし…でも、ひっそりとはいまだに涙が出ますょ…)

 

 

皆さん自身が飼っておられるワンちゃんと重ねてしまうのでしょう。

 

 

 

それで”ボス”ですが9/27(日)に初七日を迎え

 

お墓に大好きだったおやつとお線香、お花を

お供えし、お参りをしました。

 

 

 

 

 

僕たち夫婦は毎日16:00頃、間食として

 

チーズ

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こんにゃく畑

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カルシウムウエハース

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ラムネ

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を毎日食べているんですが、ボスも大好きで少しずつ毎日分け与えていたんですね。

 

そんな大好きだったおやつをお供えしました。

 

 

 

埋葬した日はとても良い天気で晴天だったけど

 

その日以来、一週間の間ずっと雨が降って

 

しかも結構な大雨で、お墓が心配でしたが

 

お義父さん、お義母さんがしっかりとお墓を見守ってくれ、更に"もり土"もしてあり

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しっかりと土が固まり"雨降って地固まる"じゃないけど、強固な土に守られてボスも

”ひと安心”したんじゃないかという感じです。

 

 

ぼく個人はというと、亡くなってから7日過ぎ、ボスがほんとにいなくなった実感をひしひしと感じています。

 

 

でも、徐々に現実を受け入れ、今は悲しさよりも寂しさの方が大きいのかな…

 

 

今は夫婦二人でボスがいる時と同じように毎日、ボスに声をかけてます。笑

 

 

やっぱりね声をかけるって大事なんですよ。

なんか、それだけで悲しさや寂しさが半減するというかね…

 

 

頭で考えてるだけだと思考がグルグルして

より深みにハマってしまうというか…ね。

 

 

 

「犬の十戒」をご存知でしょうか?

 

最後の9章と10章をご紹介します。

犬を飼われている方や

同じようにペットロスの皆さんも是非読んでいただきたいです。

 

9. Take care of me when I get old; you, too, willgrow old.


私が年をとってもどうか世話をして下さい。

貴方も同じように年をとるのです。

 

 

10. Go with me on difficult journeys.

Never say, "I can't bear to watch it, or, "Let it happen in my absence."

Everything is easier for me if you arethere. Remember, I love you.

 

最期の旅立ちの時には、そばにいて私を見送って下さい

「見ているのが辛いから」とか

「私の居ないところで逝かせてあげて」なんて 言わないで欲しいのです。

貴方が側にいてくれるだけで、 私にはどんなことでも安らかに受け入れられます

そして......どうか忘れないで下さい 私が貴方を愛していることを。

 


Author Unknown
作者不明             

(犬の十戒より転載させて頂きました。)

 

 

これを読んで

"ボスも私たち家族と一緒に居れて幸せだったはず"

 

"最後まで世話ができて、ずっとそばにいれたこと、ボスは絶対喜んでる"

 

そう思いもうこれ以上後悔はなるべくしない…

 

前を向くことがボスへの供養にもなるかな…ってね。

 

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サザンカの木の下で眠るボス

 

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10月から12月にかけてサザンカも開花しボスを

見送ってくれるでしょう。

 

 

 

 

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少しずつですが、私たちも前を向き歩き出してます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

改めて”ボス”に頂いた追悼コメントにお礼を申し上げます。

 

私たちと共に、一緒に泣いて下さったり

ボスを偲んで下さった皆さん本当にありがとうございました。

 

 

 

コメントやメール、直接訪問を下さったみなさんに

今の時点で感謝申し上げます。

 

 Kenta_Kenjiさん、htm_s8さん

 

ritan0716さん、yuki_0114さん

 

osonosaaaaanさん、hagunagiさん

 

daisuke2375さん、kaori.aikawaさん

 

robitama147さん、yoshiko1961octさん

 

sk_h13さん、ym_kaneyamaさん

 

inaさん、oosakoさん

 

kanaさん、tokinokasekiさん

 

obwさん、卯月さん

 

うさぎさん、kotosuさん

 

nagamiさん、yasui@さん

 

 jasmineさん、kawausooさん

 

Naluさん、helohelo7さん

 

nash555さん、kakaji-jsさん

 

gn_0818さん、Marimotanさん

 

Jyuriさん、Maeda_hiroさん

 

Yamadaさん、Itani_Muttyanさん

 

Okaさん、muraさん

 

takako.sasaさん、dioraddict2.loveさん

 

Tsuchiyaさん、yoccyanさん、A.HAYASHIさん

 

miharaさん

 

ありがとうございました。

 

 

お花やお供物などのお心遣いいただいた方々も

本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

また、Instagram、Facebook、はてなブログへ

 

リアクションくださった皆さんも、私たちと同じように

 

”ボス”を偲んでくださり本当にありがとうございます。

 

感謝しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

息子が使っていた我が家のエレクトーンがお嫁に行きました。

 

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 我が家にあるエレクトーン。

 

思えば、息子がエレクトーンを始めた小学2年生から、ずっと我が家で共に暮らしてきました。

 

2年生当時は演奏用の椅子に座っても全然足がつかなくてね…

 

指一本でようやく弾くことが、というか

鍵盤を押す事ができるくらいだったんです。

 

 

 

それでも中学になる頃には

アンサンブル(2人以上が同時に演奏)を組み

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地区大会を勝ち抜き中国エリア大会に出場するまでになりました。

 

 

 

 

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ソロにも出てます。

 

 

 

エレクトーンの魅力はジャンルを問わない無限の可能性を秘めていること。

 

POPS 、 JAZZ 、 クラシック、ラテン、ロック.......

 

数えきれないほどある世の中の音楽ジャンルを楽しむことができ

 

それゆえに自分が全く知らなかったジャンルを改めて知ることもあり

 

音楽視野を広げるきっかけになったり、そのことをきっかけに

 

そんな新しいジャンルを好きになったり。

 

とにかく表現の幅が広い!

 

 

 

ドラム、ギター、チューバ何でも音が出せるから

 

自分なりの楽しみ方を許してくれる自由な楽器なんだと思います。

 

 

 

 

そして初心者にもやさしい自動演奏機能もあったりで

 

子供から年配の方までとても幅広く演奏されています。

 

 

 

息子と共にアンサンブルで共演した子たちは

 

進学や就職した今でも

 

帰省した際には僕たちのお店に顔を出してくれて

 

「また、あのメンバーでエレクトーンやりたいね!」なんて話したりして

 

コロナ禍でギスギスした世の中だけど、少しだけホッとさせてくれるんです。

 

 

 

音楽は常に息子と共にあって、エレクトーンも

 

そんな息子にいつも寄り添うように互いに

 

年輪を刻み、年を重ねあってきた気がします。

 

 

 

 

そして息子の監督はいつだって"ハハ"です。

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そうやって培っていった音楽は、やがては

 

中学文化祭で合唱の指揮者

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高校文化祭ではピアノ


江津高校 文化祭2017 初ピアノ 飛勇

 

 この時が息子にとって人生初ピアノでした。

 

プレッシャーもあったけど息子自身を大きくしてくれた。

 

エレクトーンはそんな存在です。

 

 

 

 

 

 

息子は高校を卒業後、東京の音楽系の学校へ進学し

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銀髪になりました。笑

 

 

 

そして、僕自身もそんな影響を受けてか

 

ジャズ、クラシックといった音楽にハマり

 

未だに、そんな音楽に心を大きく揺さぶられます。

 

 

 

音楽の素晴らしさを我が家に伝えてくれた

エレクトーン。

 

東京で暮らす、主(息子)の帰りを

 

ずっと待っていたんですけど

 

その願いは叶わず、この度もらわれていくことになったんです。

(もちろん息子にも許可を得てます)

 

 

 

といっても、目と鼻の先のご近所さん宅へ嫁いで行くので

 

ものすごい寂しいかと言われれば…そうでもないです。笑

 

 

 

家で埃をかぶってるくらいなら

(大事にしてるので実際には被ってないけどね)

 

新天地で息を吹き込んでもらえてエレクトーンも嬉しいはず!!

 

 

息子がそうであったように

 

新たなご主人様にも音楽と共に豊かな人生

が送れますように。

 

 

大事にしてやって下さいましっ。

 

 

 

 

 

ボスと最後のお別れをしてきました。

今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」

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(スカーフを巻き上機嫌だったボス)

 

 

ボスがいなくなり4日がたちました。

hairboxreve.hatenablog.com

 

 

亡くなって2日間は気持ちも落ち着かず

 

バタバタとしておりましたが

 

ボスが亡くなって2日後の9月23日に

 

埋葬を終え、少し落ち着いた時間を過ごしております。

 

 

ペットは人間より寿命が短く

 

自分たちよりかなり早く歳をとり

 

先に逝ってしまう事は頭では充分に理解もして

 

覚悟はしていたつもりですが、やはり実際に別れが来ると辛く悲しみも深いです。

 

 

 

前回の突然の報告に沢山のコメントや

 

メッセージを頂きボスは本当にみなさんから

 

愛されてたんだなぁと実感しております。

 

 

 

instagram、LINE、FacebookなどのSNSのほか

メールや直接訪問いただいて一言下さった方までいてほんとに嬉しかったです。

 

 

 

あの日、ブログを読んで下さったみなさんが

 

一緒にボスの死を悲しんでくれて

 

一緒に泣いてくれたおかげで

 

私達夫婦もなんとか前を向き日々を過ごしてます。

 

本当にありがとうございました。

 

 

 

 夫婦共にあれから、仕事中は気が張ってるし

 

大丈夫なんですが、ふと一人になった時や

 

普段ボスがいた場所を見ては

 

涙が止まりませんでしたが、泣くだけ泣いて

 

今はだいぶすっきりしています。

 

寂しいのは変わりませんが...

 

 

 

 

 

別れというのは本当に突然で

 

僕自身も、悲しみとショックが大きく

 

しばらくの間は現実が受け止めきれず

 

頭も混乱気味でしたが

 

気持ちを整理する為にも、あの記事を書き

 

少しずつ落ち着きを取り戻してきています。

 

 

 

 

 

そして、なによりボスをきちんと

 

送ってあげないといけないという気持ちがあり

 

埋葬が終わるまでは「しっかりしなきゃ」という気持ちが強かったです。

 

 

 

本当はあの日、ブログは誕生日ということもあり別に記事を書いていたんです。

 

こちらがその記事(よかったら読んでやってください)

今日、無事に愛犬のボスが17歳になりました。

 

近年は誕生日を迎えるたびに

 

「これが最後の誕生日かも知れない」

 

そう思い、毎年誕生日を迎えております。

 

そんな思いも今年はもっと強くなってしまいました…

 

 

 

ついこの間までヨタヨタとしながらも

 

僕たちのそばを歩き回っていたのに

 

先日、急に倒れてからというもの

 

後ろ足に力が入らない状態で、ほぼ歩けなくなってしまいました…

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ほんとに一瞬の出来事で一気に弱ってしまった感があります。

 

あれからずっとネットで犬の事、老犬のことを検索ばかりしています。

 

 

あれからボスちゃんは、というと

 

後ろ足がいうことをきかないものだから

 

必死に前足と体を使って

 

起き上がろうとするけど、前足だって弱ってきてるから

 

よろめき倒れ込み顔を打ちつけてしまいます…

 

 

こんなに急に弱ってビックリするくらいです。

 

 

老犬になると少しの変化でも、色々なことが

頭をよぎり心配はつきません…

 

 

今まで当たり前にできていたことが難しくなってきたり。

 

 

でも、だんだんと赤ちゃんのように戻っていく姿は今まで以上に愛おしくもあります。

 

 

そして今まで以上にボスと一緒にいられる時間を大切にしていこうと思います。

 

 

ボスちゃん17歳おめでとうー!!

 

残念ながら誕生日が命日となってしまいました。

 

誕生日と命日が同じになる事を"生没同日"

                                              (せいぼつどうじつ)

というそうです。

 

なにか意味合いがありそうです…

 

 

 

さて、ボスの埋葬ですが最近はペットも

 

火葬場に連れて行き火葬をするのが

 

一般的になってきているそうですが

 

”ボス”は土葬にする事にしました。

 

 

自分たちの手できちんと最後まで

 

見てやりたい気持ちが強く自然に返してやろうということになりました。

 

 

 

残念ながら我が家に庭がないので

 

場所は嫁さんの実家の庭にしました。

 

 

そこは、ボスが小さな頃に良く泊まりに行き

 

実家の犬と相性が良く、おじいちゃん義父

 

おばあちゃん義母にとてもよくしてもらって

 

一番安心できるのではないかと考えました。

 

 

 

 

23日、当日は朝4:30に起きボスの棺を車に乗せて

 

5:30に家を出ました。

 

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この日は朝から快晴で、ボスを見送ってあげるには最高の天気でした。

 

 

 

 

 

 

 AM6:30

 

現場に到着し棺を運びだしボスの大好きだった

 

フードとお菓子を一緒に埋葬しました。

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穴を掘り、ボスと最後のお別れの時が。

 

 

ボスの頭を撫で、抱き上げると

 

硬直していた身体が少し柔らかくなり

 

「お父さん、バイバイ...」

 

そう、言っているように見えました。

 

 

 

 

ボスとフードを一緒に掘った穴に入れ土をかけていきます。

 

土をかけていく僕が辛そうだったのか

 

お義父さんが「ワシがやる。」といって代わってくれました。

 

おそらく気を使ってくれたんだと思います。

 

 

 

少しずつボスの姿が見えなくなってきて

 

「あぁ…本当に最後のお別れなんだな…」と。

 

ボス…ありがとう。

楽しい17年だったよ。

 

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さよならボス…。

 

 

この日は本当にいい天気で雲もほとんどなく

 

こんな日にボスを送り出してやれたのは最高に幸せでした。

 

 

この場所は歴代のワンちゃんたちが埋葬されている場所で

 

ボスもきっと寂しくないよね。

 

 

 

その後、朝ご飯をいただき、少しボスの話や

 

歴代のワンコたちの話をみんなでしました。

 

 

 

 記憶の中にずっと残ってる歴代ワンコの話を聞くと

 

肉体はなくなってもみんな心の中に永遠に生き続けてる

 

そう思うと、少し温かい気持ちになれました。

 

 

 

 

 

 

そして、後のことをお義父さん、お義母さんに任せ

 

僕たちは仕事があるので帰路につきました。

 

 

 

 

 

17年前、親兄弟と引き離され

 

わけもわからないまま車に乗せられ

 

我が家にやってきたボス。

 

 

小さな小さなキミは、我が家にやってきた初日

 

不安で不安でずっと泣いてたよね。

 

 

 

 

お店の裏で泣き続ける

 

そんな小さなキミを見て

 

これから我が家の家族として、なにがなんでも

 

守っていかなくちゃと思ったよ…

 

 

夜もしばらく、お店で一緒に添い寝したよね…

 

 

小さな体でミルクを飲むキミを見ながら

 

この世に生まれたことのすばらしさや

 

楽しさをいっぱい体験させてあげなきゃ。

 

 

あの時、そう思ったよ…

 

 

 

だんだん大きくなり、いつの間にか我が家で一番の長老になったよね。

 

 

 

たくましくなり、我が家の精神的な支えにもなってくれたボス。

 

 

年を取ってからは更に可愛くて可愛くて

 

もう、たまらなかった。

 

 

でもね

 

 

もう、ボスの姿はお父さんには見えないんだ…

 

それがまだ慣れなくて…

 

でも、そこにいて、いつものように見守ってくれてる

 

それはなんとなくわかるよ…

 

 

 

でも、もうボスの姿は見えないんだ…

 

 

 

17年、沢山の笑顔と優しさを与えてくれてありがとう。

 

 

辛くて悲しいのは最後だけ。

 

 

その他は本当に良い事ばかりしか浮かんでこないよ。

 

 お父さんもお母さんも一緒にいられなくなっちゃったけど

 

あっちの世界でも、持ち前の懐っこさで

 

上手くやるんだよ。

 

 

 

 

また、どこかで必ず会おうね。 

 

それまで、バイバイ。

 

 

 

 


 

改めて”ボス”に頂いた追悼コメントにお礼を申し上げます。

 

私たちと共に、一緒に泣いて下さったり

ボスを偲んで下さった皆さん本当にありがとうございました。

 

 

 

コメントやメール、直接訪問を下さったみなさんに

今の時点で感謝申し上げます。

 

 Kenta_Kenjiさん、htm_s8さん

 

ritan0716さん、yuki_0114さん

 

osonosaaaaanさん、hagunagiさん

 

daisuke2375さん、kaori.aikawaさん

 

robitama147さん、yoshiko1961octさん

 

sk_h13さん、ym_kaneyamaさん

 

inaさん、oosakoさん

 

kanaさん、tokinokasekiさん

 

obwさん、卯月さん

 

うさぎさん、kotosuさん

 

nagamiさん、yasui@さん

 

 jasmineさん、kawausooさん

 

Naluさん、helohelo7さん

 

nash555さん、kakaji-jsさん

 

gn_0818さん、Marimotanさん

 

Jyuriさん、Maeda_hiroさん

 

Yamadaさん、Itani_Muttyanさん

 

Okaさん、muraさん

 

 

 

 

 

本当にありがとうございました。

 

 

 

 

また、Instagram、Facebook、はてなブログへ

 

リアクションくださった皆さんも、私たちと同じように

 

”ボス”を偲んでくださり本当にありがとうございます。

 

感謝しております。

 

 

 

ボスちゃん永眠しました。

みなさんに悲しいお知らせをしなくてはなりません。

 

ここに書くのは迷いましたが

 

僕自身、どうしてもふと、思い出すたびに

 

涙が溢れてしまい気持ちが揺れてしまうし

 

仕事中にお客さんの前で泣くわけにはいかない

 

のでここに書くことで気持ちを整理して

 

前へ向くためにも書いておきます。

 

 

誰かに見て欲しいとか、慰めて欲しいとか

 

そういうわけではないです…

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日、9月21日愛犬のボスが亡くなりました…

 

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この日は"ボス"の誕生日で17歳を迎えた日で

 

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昼に誕生日ケーキとリンゴをひとかけら

 

ぺろっと平らげたんですが

 

少し身体のよろめきと呼吸の乱れがあった為

 

自らハウスに入り横たわって少しの間

 

眠ったので、僕たちもこれから必要であろう

 

介護用品(オムツ、流動食、スポイドなど)を

買いに行きました。

 

 

 

 

1時間後帰ってくると

 

まだハウスの中で眠っていたので

 

そのままにしておいてやろうと思い

 

僕たち夫婦はお店でお互いの髪をカットしていました。

 

 

30分くらいたった頃でしょうか、、

 

バックルームにいるボスがハウスから出てきて

 

排便をしようとしていたので嫁さんが様子を見に行きました。

 

 

排便を無事に済ませた後、グルグルと周りその場に倒れ込んだみたいです。

 

 

そこから意識が薄くなり始め、嫁さんの

「ボスちゃん!しっかりして!!」という声が聞こえてきました。

 

 

 

 

慌てて駆けつけるとすでに虫の息の状態のボスがトイレマットの上で横たわっていたんです。

 

気を失っていました…

 

僕はボスの頭を抱え、必死に呼びかけました。

 

「ボス!しっかりしろ!大丈夫、ガンバレ!!」

 

そんな風に呼びかけたと思います…

 

その時、気を失ってた体を一生懸命に奮い立たせ一瞬呼びかけに応じたように見えました。

 

失いかけそうな意識の中、僕の呼びかけと

嫁さんの呼び声に必死にうなづくように3回

4回と答えているように僕には見えました。

 

「うん、うん、心配しないで…」

「僕は大丈夫…」

 

そんな風に言ってるように見えました…

 

 

とても声にならない、声と言えるかどうかもわからない小さな声で呼びかけに応じていました。

 

 

その瞬間大きくのけぞったボスは一度「ビクッと」すると目を閉じてしまいました。

 

あわてて心臓に手をやると脈がない…

 

僕は大きく叫びました「ボスちゃん!ボスちゃん!」…

 

僕の手の中に抱かれたボスはグッタリと力なく

 

舌も垂れ下がり反応もしなくなりました。

 

PM3:45分そのまま眠るように永眠しました…

 

あっさりと…こんなにもあっけなく…

 

 

 

 

 

その瞬間、ずっと張ってきた力が全て抜けて

 

前が見えなくなり視界が奪われるほど大粒の涙が溢れ出しました…

 

 

 

悲しさがこみ上げ、もっとしてやれることがあったんじゃないかという後悔の念と

 

救えなかった自分の無念さと

 

目の前にいる嫁さんの泣きじゃくる姿とで

 

色んな感情が入り混じってなんともいえない気持ちでした…

 

今も、この記事を書きながら涙で全く文字が見えてきません…

 

 

 

それでも前を向いていかなきゃ。

 

そう思うんです。

 

 

 

生前のボスちゃんは僕たちの不安そうな顔や

 

悲しそうな顔を見るととても心配して、ずっと

 

僕たちの足元から顔を眺め、そっと寄り添ってくれてたから。

 

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残された僕たちがいつまでも悲しそうな顔でいたら心配で成仏できないよね…

 

 

 

 

家族のケンカを仲裁してくれたり

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家族の誰かが元気がないと駆け寄ってきてくれたり

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節分には鬼になってくれたり

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みんなが嬉しいと自分のことのように喜んでくれて…

 

僕がトイレに行くとすぐ、連れションしたり…

 

 

 

とにかく今まで、ほんとにありがとう。

 

 

 

なにより食べることの大切さ、生命力というものをボスの犬生から教わりました。

 

 

食欲旺盛で亡くなる直前まで

 

ヨタヨタになりながら必死にエサを食べ

 

意識がない中「ボスちゃんご飯だよ!」の声に

 

反応する姿は生きようと必死にもがいてる命の叫びのようにも感じました。

 

「こうやって生きていくんだ」と

 

そんなメッセージがしっかりと伝わりました。

 

 

 

どんな時も、体が弱っても、心が折れた時も

意地でも食べ続ける。

 

 

ボスはそんな生命力を僕たちに教えてくれた。

 

 

最後まで僕たちに手をかけさせることもなく

 

介護もろくにさせてくれないままだったね…

 

そして、最期は僕たちの帰りを待って

 

しかも休日の月曜日を選んで自分の誕生日まで

 

頑張ったね…

 

ボスにとっては苦しむことなく寝たきりになることもなく幸せだったのかな…?

 

 

17年間、僕たち家族と共に一緒にいてくれてありがとう。

 

大切な大切な我が家の末っ子、ボスちゃん

 

みんな忘れないし、きっとまた、いつか会えるよね…

 

 

それまで虹の橋の向こうで元気で楽しく

そして安らかに眠って下さい。

 

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「虹の橋」 ~作者不詳の散文詩~

この世を去ったペットたちは、天国の手前の緑の草原に行く。

 

食べ物も水も用意された暖かい場所で、

老いや病気から回復した元気な体で仲間と楽しく遊び回る。

 

しかしたった一つ気がかりなのが、

残してきた大好きな飼い主のことである。

 

一匹のペットの目に、草原に向かってくる人影が映る。

 

懐かしいその姿を認めるなり、そのペットは喜びにうち震え、仲間から離れて全力で駆けていきその人に飛びついて顔中にキスをする。

 

死んでしまった飼い主=あなたは、こうしてペットと再会し、一緒に虹の橋を渡っていく。

 

~Wikipediaより引用~

 

 

 

9月21日は僕たち家族にとって一生忘れられない日となりました。

 

 

 

 

ここまで読んでくれてありがとうございました。

 

 

 

ボス(愛犬)が倒れた日…別れは突然にやってくるのかも…

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(つい、先日久し振りにツーショットを撮った)

 

今日(9月19日)仕事を終え、いつものように

 

お店のバックルームから愛犬のボス(16歳)が

 

ワンワンと僕たちを呼ぶ声が聞こえいつも通り

 

ゲージを開けお店を散歩させたんです。

 

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(若かりし頃のボス)

 

 

 

いつも通りに店内を歩き回り足取りはゆっくり

 

トボトボはしてるけど、いつものように嫁さんについて回り

 

ケージに帰ろうとした時です。

 

急にフラッとしたと思ったら立ち上がれなくなり、そのまま倒れ込みました。

 

 

その場で失禁もしました…それでもお構いなくその場に倒れ込むボスの様子を見ていると

 

目の焦点は合わず、瞬きもなく、泣き声ひとつ出さないんです。

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(息子の後を必死について回るボス)

 

 

ほんとにさっきまで元気で

 

お昼もしっかり食べいつものようによく眠って

 

体調不良もそんなに感じなかったんですが…

 

 

症状から見て、脳梗塞か神経がおかしくなったか…

 

 

明後日9/21は誕生日で17歳になるんだけど

 

「もしかして誕生日を迎えられないのでは?!」

 

そんなことが脳裏をめぐり、良くない予感が

ぐるぐる駆け巡る。

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「昔は高いところが好きだったボス」

 

 

僕もこの年になると幾度となく「別れ」というのは経験はしてきてるつもりです。

 

 

いつかは、お別れする時がくるのは覚悟はしてきたつもりだけど

 

それでもこのとき、「もしボスがいなくなったら…」

 

 

そんな考えが頭の中をよぎった瞬間

 

心臓が強く脈打ち、呼吸が浅くなり

 

胸が"キュッ〜"と締め付けられとても苦しくなりました…

 

 

 

すぐにインターネットで症状を検索し、調べまくるけどなんなのかもはっきりわからず…

 

 

目は開けたまま、ジッと一点を眺める瞳には

 

力はなく、起き上がることもできず口は開き

 

ヨダレが流れ出る。

 

 

「力が入らない」という感じでぐったりとしていました。

 

 

 

自分の体に起こった異変を受け入れられていないのか混乱している様子で、自ら気持ちを落ち着けようとしているようにも見えました…

 

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「眠るのが大好きなボス」

 

 

 

僕も嫁さんも同じように動揺してましたが

 

ボスには伝わらないよう気丈につとめました。

 

 

しばらく横たわっていたボスは

 

何とか自力で立ち上がるも

 

後ろ足が思うように動かないようで

 

後ろ足を引きずるように水をひっきりなしに

 

飲み出しました。

 

 

 

とにかく水、水、水と水を飲みまくる。

 

 

 

ボスは少し落ち着きを取り戻しエサをやると

 

食欲は旺盛のようで少し安心。

 

 

今夜はボスの周りにはタオルマットを敷き

 

もし、トイレをしてしまっても冷たくないようにおねしょシートを敷きました。

 

 

 

 

でも、本当に別れは突然やってくるのかも…

 

 

 

 

 

 

 

新社会人としての苦悩な日々。~辛い美容師アシスタント時代3~

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前回の続きから

 

前を知らない方はこちらから。

    

hairboxreve.hatenablog.com

 

hairboxreve.hatenablog.com

 

 

 

2年目に入り


ようやく美容師の卵として


美容スタイリストの先輩達の仕事に


支障をきたすことなくアシストできるようになった感がありました。







4~6月


春になり数十名の新見習い美容師を迎え

僕は前年度の新入社員研修を受けてなかったので、ここで新入り達と社員研修を受けることになります。




社員研修では、大きな声で発声練習や

スマイル練習の為”ウイスキー”を連呼して口角を上げる練習。

そして電話応対、受付のシミュレーションなど
接客の基礎を叩き込まれます。




学生時代のおしゃれ番長や運動部じゃなかった連中たちも、ここでの教育で出鼻をくじかれます。


なんせ体育会系のノリでスパルタな先輩たちは容赦なくしごくんです...



僕は2年目で現場にも出てるということで


先輩たちのアタリがややゆるかったです。
(実務経験があって良かった~)




この研修で数名やめていきました。

まさにふるいにかけられるんです。



そしてこの頃からお店の朝礼リーダーに指名されます。

毎朝15分の朝礼は、接客中の先輩たちを除いたスタッフ十数名で社訓、理念を唱和して

ラジオ体操。

 

そして声出し


「いらっしゃいませ!」

 

「こんにちは!」   

 

「ありがとうございます!」

 

などの接客用語を腹から声だし。

おおいにご近所迷惑だったと思います。




当然、僕はリーダーですので率先して大きな声を出そうとするけど

 

元々がそんな大きな声が出ないうえに恥ずかしいし…

 

で先輩たちからは絶賛突っ込まれました。



6月に入ると社内コンテストがあり

全店5~60名(当時)が集まり

ロッド巻き

 

創作カット

 

ブロースカット(理容師の角刈り)

アップセット

 

などを競い合うんです。




僕はそのコンテストの司会を同期と2人で
ともにすることに。




司会のノウハウも知らず

 

なんの用意もせず前日に共に司会をする同期に

 

「絶対遅刻してくるなよっ!」って


念押ししたにも関わらず、見事自分が寝坊...

 



先輩が慌てて寮まで起こしに来てくれて

寝起きのくっさ~い口では流石にまずいので

洗顔と歯磨きだけ済ませ、髪は寝癖ボーボーで会場へ駆け込みました。




会場では全スタッフが席に着き粛々と拍手で迎えてくれました。

とても恥ずかしかったです





その時一緒に司会をした同期の僕を見る目ときたら...

流石にその日は直視できませんでした。




その後、オーナーに絶対に"ドヤされる"と思ってたのに

笑顔で拍手に握手で迎えてくれて

心が広い人なんだな~って思いました。




肝心なコンテストは創作カットで無事入賞。

 

(創作カットとはこんな感じの独創的なスタイルをそれぞれ個人の感性で競い合う競技のこと。)

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(参照画像。画像お借りしてます。)

 


他の優れた作品を見てみるけど、良さがわからず自分の感性を疑いました。

 


この頃の自分は自分の殻に閉じこもり

狭い視野で自分以外の作品の良さすらわかろうとしなかった…










7~9月


本店で働いてるうちに


僕に切って欲しいという物好きな


当時高校生の女子がアシスタントの僕に髪を切らせてくれて初めてのワンレングスカット。

 

アシスタントの僕に切ってくれなんて物好きもいるもんだなぁと思った。

 

いざカットしようと思うとめっちゃくっちゃ緊張した。

 

手の震えが止まらず足もガクガク。

 

でも、相手に伝わらないように必死に切るんですね。

間違いなく緊張感は伝わってたと思う…


会話も忘れて夢中にカット。


気づかないうちに1時間が経過。

 

必死にやってると1時間なんてあっという間なんですよね。



さすがに見かねたチーフから交代しろと言われ


放心状態で交代し、そのあと先輩の仕事を見ておかなければいけないのに悔しさと恥ずかしさで失踪。




店から飛び出し、とりあえず付近をうろつき

そそくさと店に帰り、裏でなに食わぬ顔して

タオルを洗っていたら先輩に呼び出され

大説教をいただきました。

 

当然です。



カットをさせてくれた子はその後、お店にいるあいだ担当させてくれました。


よくまぁ懲りもせずにこんなド素人に付き合ってくれたもんです。


感謝しかありません。




盆前の繁忙期にも少しは流れが分かってきて


偉そうに後輩に指示を出すも


トンチンカンな指示で上から怒られました。



後輩の失敗は全部お前の失敗だと言われ


いやいや

 

「自分も絶賛修業中の身なんですが」。

と心の中で突っ込む。





見習いの十数万の月給から寮費を引いて


数万のお金でカットマネキン

(1体3~4000円)
をひたすら切る毎日。

丸坊主になるまでみっちり切ります。




丸坊主になったマネキンは頭ごとのパーツを
ペンで書き

 

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(こんなのを丸坊主の人形に書き込む)

 

パーツの名前を覚えたり、シャンプーの手の動かし方を練習したりマッサージ練習に使ったりしてました。


そんなある日、オーナーから呼び出され

「なにかやらかしたかな~(汗)」なんて

びくびくしながらオーナーに会いにいくと

「10月にある理美容選手権の選手宣誓頼むから!!」

と言われ


(な~んだそんなことか。ほっ。)


...。。。。


「えっっ。ええええええーーーー!!!」



いやぁ~~それは、、無理だわ...



そんなことが頭をよぎった9月でした。




 

 



つづく。

新社会人としての苦悩な日々。~辛い美容師アシスタント時代2~

 

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前回の続きから

 

前回の記事はこちら↓

hairboxreve.hatenablog.com

 

 





11月

オーナへ再び辞めたいと直談判。

オーナーと店長が熱すぎる説得をしてくるんです。

店長(女性)は泣き出してしまう。

(店長ゆえの責任感があったのでしょう。当時の僕には全く理解ができてなかった..)

 


不思議と僕はその様子が嫌いじゃなかったんですね。

かと言って好きかというとそうでもないんですけど。

その様子を見て、不思議ともう一度美容師として技術を習ってみようと思ったんです。



こっそり寮を抜け出し遊びに出ていたことも
無事バレて、オーナーからは猛説教を喰らいました…

技術の習得に本腰を入れることを約束させられました。


今、思うとそうやって親身になってくれる先輩達がいてくれたおかげで、こうやって今の自分があるわけです。


あの頃、熱い先輩達がいなかったら今の僕はとっくにいないです。

 

感謝しないといけません。



本腰を入れる約束を

 

オーナーとしたにもかかわらず

 

さぼりがちな夜の練習会を見かねた先輩たちに説教されるかと思いきや

 

みんなが優しく食事に連れて行ってくれたり

 

親身に話を聞いてくれて、次第に僕の心も

 

美容師をもう一度やろうという気になっていきました。









12月


少しずつカットの練習も取り入れつつパーマのロッド巻の練習を主にやっていました。

ロッド巻きはかなり苦戦しました...

時間内に巻けない、汚い...

自分への不甲斐なさと、うまくできない焦りから

ウイッグ(練習用の人形)を投げつけロッドを散乱させ絶叫してました。


「あー!!クソー!!」


キレる僕にキレる先輩たち。


「そんな短気起こすならやめてまえ!!!」


怒号に怒号です。


でも悔しいから絶対やめない。
(負けず嫌いなんす...)

血圧は最高潮。





店は年末でビックリたまげるぐらいの

人、人、人、人、人、人、人、人


失せるやる気と奮い立たせる自分で葛藤の日々でした。


AM6:30出勤  PM10:00営業終了 片付けて精算して帰宅。


営業で疲れ果て練習もとてもやる気が出ませんでした。


31日まで営業、その後みんなで打ち上げ会をすると聞き


テンションがダダ下がりに。


年末の最終日に誰が美容室なんて来るかよと思っていたけど、遅くまで激混みでいやになりました。











1月


成人式で正月から仕事になりガッカリ。


AM3:30に出勤して


15名を着付け、ヘアセットのアシスト業


20歳のお姉さん達を送り出し


眠気との戦いでグッタリしました。




この頃、ストレートパーマの試験に合格して薬剤塗布から通して任されるようになり少しだけ仕事に幅ができる。











2月


真冬の寒さで手荒れが酷く皮が何回もむける。

アカギレと相変わらず蕁麻疹の痒さで夜も眠れず日中は薬の副作用で眠気との戦いです。

何人か手荒れが酷く美容師を諦め退職して行きました。

この頃は電話応対が苦手すぎて、なるべく電話から遠ざかって着信があるとトイレへ逃げ込む。

 


ある日先輩から指摘され全て電話対応する羽目に。



お陰で電話対応のノウハウを全て叩き込まれました。

体育会系の「~っす。」は社会人としてダメと何度も指摘をされるがなかなか治らない。









3月


卒入学式を控えた方々が多く来店して、12月にも増して忙しい日々でした。

休憩なしの営業でお昼も食べずに働いてたら

流石に店長が休憩してきていいよと声を掛けてくれて16:00遅めの食事をとってたら
(この時間になると食欲があるのかどうかもわからない)

その様子を見た他の先輩から

「店長シャンプーしてるけどサボってないでシャンプー変わって!!」

めちゃくちゃ理不尽な言いがかりに葛藤しました。

社会に出るとこういった理不尽さは度々経験します。

トイレだけが憩いの場になっていきました。





カラーリングの原理、美容理論、コールドパーマの原理原則


月一の全店合同ミーティングなどなど休みはほぼなくなってきてましたが

この頃の僕の吸収力は半端なく、あらゆる知識を詰め込んで実践してこなして

自分の肥やしになっていく過程がだんだんと楽しくなってきてました。




4月から新入生を迎えるにあたって先輩としての心構えと自分自身を引き締めるようオーナーはじめ店長、チーフに口酸っぱく言われました。








美容師1年目のまとめ


美容師、というか社会に出て1年目はとてもキツイです。

それはどんな職業も同じだと思います。

慣れない生活と不規則な就業時間、今は大幅に改善はされてると思うけど…

それでも学生生活から一変した生活に慣れるにはまだまだ大変です。



そして、生活の変化というのはストレスも半端ないです。

自分もこの時期は体調をよく崩しました…

蕁麻疹に季節の変わり目には風邪をひき、熱とだるさと戦いながら仕事してました。

 


しかし先輩達は、風邪だろうが熱があろうが出社してくるわけで.自分だけ休むわけにもいきません…

かなり理不尽さを感じることも多々あります。




それでも、1年間続けると

技術、接客の基礎、アシスタント業務はほぼこなせるようになってました。

それは、ただ、こなせるだけですけど…

1年目で覚えたことを2年目から突き詰めていくことになります。




これから美容師を目指す人たちは1年は絶対に頑張ってほしいです。

それでも無理なら先のことを考えたほうが良いです。


あと一つ言えるのは

 

大丈夫、辞めたくなるのはあなただけではありません。

 

辞めたくなったから、しんどいからといって

 

変に気負うことはないです。それはみんな一緒だから。

 

 

気張りすぎてると感じるなら

 

一度流れに身を委ねてみる、ただ自然に任せる。

 

そうやってフッと力を抜くと不思議と道が開けることも多々あるんです。

 

頑張りすぎも良くないです。

 

基本は"楽しむ"そんな姿勢で。

 

 

 


そしてアシスタント業は2年目へ続く。