ボスの四十九日を迎えました。~魂があちらの世界へ向かう大切な日~
9月21日にボスがお空へ旅立った日から
今月の11月8日に四十九日を迎えました。
お墓参りにいきお花を供えました。
今日も朝から快晴で
そして四十九日と全ての日が快晴ということになりました。
なにか天がボスを気持ちよく送り出してくれてるようでとても嬉しいです。
仏教では亡くなって四十九日の間は
魂がこの世と来世をさまよっているとされ
四十九日の間に魂が次の世でどこに行くか
決まり、本格的にあの世へ旅立つという大切な期間だそうです。
四十九日はボスのこれからの行き先を決める日なんですね。
この四十九日の間はたくさんの事を思いました。
ボスを葬斂(そうれん)して
無事送ってあげられ最後のお別れをして
気持ちも少し区切りをつけられました。
それでも四十九日が済むまで
しっかりとボスの旅立ちを見送り
祈ってあげようという思いを持ち
今日まで過ごしてきました。
そういえば、ボスが亡くなってからは
毎日のように僕の夢に出てきてたんですが
まだ、魂がここから離れず彷徨っていたのかな…
それが亡くなってひと月経ち
今はほとんど夢に出なくなって
ボスの記憶がだんだんと薄らいでいくようで
少し寂しいと思っていたけど...
そうではなかったんですね。
薄らいでいくのはボスを失った
ショックと悲しみであり
ボスと暮らした日々の記憶と事実は
むしろしっかりと胸に刻まれていくんだな…と思ったんですね。
亡くなって、ひと月過ぎて
ピタッと夢に出てこなくなったのは
きっと四十九日を待たずして
無事にあっちの世界にたどり着いてくれたのかもしれません。
それはきっと世間でいう「成仏」ってことなのかなと思います。
今も毎日あの頃と同じように
朝ごはんのフードとお水を用意して仏壇に供え
外出時、帰宅時は「ボスちゃん、いくよ~!」って声をかけ
ずっとボスが僕の顔を見上げながら歩いてる姿をイメージしながら出かけたりして。
今、自由になったボスはあっちへ行ったり
こっちへ来たり大忙しで
食べたいものも制限なしで食べ放題だね。
ボスは食べることが大好きだったから何でも食べれて今は幸せかな?
四十九日。
もう完全にあっちの世界へ旅立ってくれたと思います。
少しずつボスが使っていた備品も整理し
僕のココロの整理もしていかなければと
思うけど、ふとした瞬間に
ボスの匂いがしてきて
あの柔らかい毛の感触
ポッコリと膨らんだおなかのカワイイ感触
撫でた頭の毛流れや目を細め嬉しそうな表情
耳の感触、濡れた鼻、肉球...
ボスを抱き上げた体の重み...
全ての感覚がまだ鮮明に残っていて
いまだに、もう、永遠にボスに会うことはないということが信じられない自分もいます。
そういった事を、ふと、冷静に考えると
現実を突きつけられ
「もう会うことはできないんだ..」
そう感じた瞬間、猛烈な悲しみに襲われます。
亡くなってから、ひと月がすぎ
だんだんと泣くようなことも減ってきましたが
いまだに「死」と真剣に向き合うと
胸が締め付けられます。
ほんとにぎゅ~っとなるんですよ。
不思議ですね…
それがきっと「愛」というものなのかな...
そんな不確かで、もどかしく耐え難いほどの
感覚がなくなるのにはまだちょっと時間がかかるのでしょうね。
刻々と流れる時の中で日々少しずつ変化していく日常の風景。
「あぁ…この風景はボスは知らないんだな…」
そんな事を考えながら生活してると
益々ボスにまた、会いたくなりますね。
~ボスへ~
17年、あっという間だったね。
虹の橋に行ってしまったボス。
あっちの世界はどう?うまくやってる?
懐っこくて誰とでもすぐ仲良くなれるキミだからきっとうまくやれてるかな。
できるならもう一度生まれ変わって
我が家へ来てほしいよ。
もし、生まれ変わって
我が家へ帰ってこれなくても
誰か優しくて頼りになる飼い主さんの元で
元気に幸せに暮らしてくれたら
お父さんはそれだけで幸せだよ。
ボスは可愛くて元気で素直で
よく言うことを聞いてくれた最高のパートナー。
だから、どんな飼い主さんもきっと可愛がってくれるよ。
今度は少しヤンチャでわがまま言ってもいいんだよ。
でも、もし神様が意地悪して
ボスが幸せな環境にいられないなら
そんなことはないと思うけど、万が一の時は
お父さん、お母さんを探し出して
その時は迷わず我が家へ帰っておいで。
大丈夫、ボスにはお父さんがついてる。
お母さんも、お姉ちゃんも、お兄ちゃんも。
みんながいるよ。
安心して戻っておいで。
そしたら、またいつも見たあの風景を共に見て
我が家への階段を一緒に駆け上がろう。
そして、またいろんな思い出を作ろう。
どうか来世でもボスが幸せでありますように。
絶対に絶対に、幸せでありますように。
お父さんはいつだって祈っているからね。
ずっと、ずーっと祈ってるからね。
たくさんの思い出をありがとう。
大好きなボスへ
お父さんより
~家族みんな同じ思いだよ
~We will never forget you.~